9 月−30,551トン(1.4%)
・ 7 年 1 月以降、基調としては減少傾向であったが、10年 6 月、 7 月と前年
同月を上回る。
・ 8 月は前年同月並みで、 9 月は上回る。10年度累計では、0.7%増。
・枝肉重量は、各品種ともわずかに増加傾向。
9 月の和牛−46,321頭(▲2.3%)
乳牛−61,020頭(▲0.3%)
・和牛は、去勢は2カ月連続で前年同月を下回り、めすは 4 カ月ぶりに下回る。
・乳牛は、去勢が4カ月連続で前年同月を上回るが、めすは13カ月連続で下回る。
9 月−51,071トン(▲5.8%)
・冷蔵品は、米国産、豪州産ともに前年同月を下回り、合計で4.7%下回る。
・冷凍品は、7月、8月の増加から、加工用が抑えられ、前年同月を6.9%下回る。
輸入見込数量(事業団調べ)
9 月の米国産−24,933トン(▲6.7%)
・冷蔵品は、原産地高、円安等から、 2 カ月連続で前年同月を下回る。
豪州産−24,261トン(▲2.8%)
・冷蔵品は、国内相場軟化等から 2 カ月連続で前年同月を下回る。
9 月−85,636トン(0.5%)
・輸入品は54,668トンで前年同月並み、国産品は30,968トン(1.4%)、合計では
3カ月連続で上回る。
・10年度累計では、2.9%増。
9 月−246g/人(▲5.2%)
・9年11月までは、かなり減少した前年同月を上回って推移し、回復傾向。
・しかし、12月以降は、消費支出が低迷する中で、10年6月を除き、前年同月を
下回って推移。
9 月−96,219トン(1.2%)
・国産品は11,902トン(18.0%)と、4月以降前年同月を1割以上、上回って推
移。
・輸入品は84,317トン(▲0.8%)と、3カ月ぶりに前年同月を下回る。
9 月−1,072円/kg(▲9.9%)
・10年度に入って、前年がより高い水準であったこと、F1価格が低下してきた
こと、長引く消費不振の影響等から 1 月以降前年同月を下回って推移。
9月のA5−2,449円/kg(0.9%)
・4月は約1年ぶりに前年同月を下回ったが、5月以降再び上回り、2,400円台で
推移。
A3−1,641円/kg(▲2.8%)
・4カ月連続で前年同月を下回る。A2 は、1月以降、前年同月を下回って推移。
9 月の乳去勢B2−621円/kg(▲20.6%)
・消費低迷の中、需要が他品目へ移行していること等から、前年同月を大幅に下
回る。
F1 去勢B3−1,356円/kg(▲6.4%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、4カ月連続で前年同月を下回
る。B2 は、 9 年11月以降、前年同月を下回って推移。
9月の米国産冷蔵リブアイロール2,030円/kg(16.0%)
・需要はそれほど強くないものの、輸入価格の上昇、ロイン輸入量減少による品
薄等から、 2 月以降前年同月を上回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−521円/kg(▲12.6%)
・7月まで3カ月連続で、前年同月を上回ったが、8月、9月と連続して下回る。
9月の頭数−30,971頭(▲3.2%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向。
9月の価格−376千円(1.5%)
・8年11月以降、基調としては、前年同月比でわずかに低下傾向。しかし、10年
7月、9月と前年同月を上回る。
9月の子牛価格−78千円(▲31.0%)
・取引頭数は大幅減少だが、枝肉価格の大幅低下等から、9年10月以降、前年同
月を下回って推移。 4 月に 2 年ぶりに10万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−11千円(▲63.2%)
・子牛価格の低下等から、前年同月を大幅に下回り、2万円を大きく割り込む。
注:ヌレ子価格については、調査対象市場を拡大し、8年1月以降の数値を変更
した。
9月の子牛価格−164千円(▲19.7%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から、9年9月以降、前年同月を下回って
推移。 4 月に 9 カ月ぶりに20万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−63千円(▲34.3%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、ほぼ一貫して低下。
注:ヌレ子価格については、調査対象市場を拡大し、8年1月以降の数値を変更
した。
肉用種子取り用めす牛頭数は下げ止まる
このほど公表された農林水産省「肉用牛の飼養動向」によると、10年8月1日
現在の肉用牛の飼養頭数は、2,866千頭(▲0.5%)であった(図15)。
飼養頭数の約4割を占める乳用種(F1を含む。)は、1,128千頭(1.7%)と
9年8月に引き続いての増加となっている。内訳をみると、めすが299千頭(10.7
%)、おすが830千頭(▲1.1%)と、めすが増加に寄与していることがわかる。
これは、F1の生産が引き続いて増加していることによるとみられる。
一方、約6割を占める肉用種は、1,738千頭(▲2.0%)と減少傾向が止まって
いない。しかし、繁殖基盤である子取り用めす牛の飼養頭数は649千頭と前年並み、
また、そのうち 2 歳以下は 4 年以来の増加となり、下げ止まった形となってい
る(図16)。
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