飼 料

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◇図1:配合飼料の生産量◇


10月の生産量−2,168,787トン (2.7%) 

・枝肉価格等を反映して、 肉牛用が6.7%と8カ月連続、 肉豚用が5.9%と1
 6カ月連続で、 前年同月を上回る一方、 自主的な生産調整が行われているブロ
 イラー用は▲0.1%と3カ月連続で前年同月を下回る。 


◇図2:とうもろこしの輸入量◇


11月の輸入量−838,080トン (▲3.3%) 

・引き続きアルゼンチン産4,782トン、 中国産19,422トンの輸入があっ
 たものの、 米国産が前年同月を3.1%下回る。 

11月の輸入価格−17,052円/トン (▲26.5%) 

・前月より238円値を上げたものの、 9年4月以降前年同月を下回る。 


◇図3:配合飼料の価格動向◇


9月の配合飼料工場渡価格 (全畜種加重平均)−39,067円/トン(▲5.5%) 

・前月より45円値を下げ、 3カ月連続して前年同月を下回る。 


トピックス
1−3月期の配合飼料価格引き上げ

◇図4:とうもろこしと副原料の輸入価格 (CIF)◇


 平成10年1−3月期の配合飼料価格について、全農はトン当たり約1,300
円、 商社系配合飼料メーカーは約1,450円の引き上げを決定した。 

 これは、 主原料となるとうもろこしのシカゴ相場が堅調な需要に支えられ、 先
物で、 6月の240セント台から、 上昇し、 12月は280セント台で推移した
こと、 副原料の大豆油かすの国内相場は需要が緩和基調になり、 弱含みとなった
ものの、 魚粉が円安に加え、 エルニーニョ現象による産地の不漁から高騰してい
ること、 円安傾向が強まったこと等を反映したもの。 

 配合飼料価格安定制度による補てんは、 系統2,400円/トン、 商系2,10
0円/トンで実施される。


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