4 月−99,713トン(▲2.7%)
・基調として、減少傾向続く。 9 年度は1.5%減。
ブロイラー用ひなえ付け羽数−50,835千羽(▲6.5%)
・卸売価格の低下等を受け、引き続き減少傾向。
・農林水産省統計情報部のひな出荷見通しでは、前年同月比5月▲6%、6月▲
2%、7月▲7%。
( 5 月上旬聞き取り)
4月−43,140トン(21.1%)
・4カ月ぶりに4万トンを超え、前年同月を大幅に上回る。
・中国産は、16,922トン(3.0%)、うち冷蔵品は、1,270トン(▲16.3%)。
・米国産は、冷凍の骨付きももが大幅に前年同月を上回ったことから、9,531トン
(29.5%)。
・タイ産は、バーツ安から、引き続き輸入単価(CIF)が前年を大きく下回って推
移したこと等から、10,369トン(25.2%)。
4月−144,661トン(▲1.7%)
・国産品は、生産が減少していること等から、わずかに減少し、92,445トン(▲1.9
%)。
・輸入品も、わずかに減少し、52,216トン(▲1.2%)。
・家計購入量は、9年8月以降減少傾向で、4月は281g/人(▲6.0%)。
4月−89,011トン(▲15.4%)
・9年 7 月をピークとし、徐々に減少。
・9年12月以降10万トンを割っており、 4 月は 94万トンを切る。
4月−もも肉621円/kg(▲0.2%)
・生産量の減少等から前年並みにまで回復。
むね肉251円/kg(▲22.8%)
・もも肉に比べ需要が弱く、9年6月以降、前年同月を下回って推移。4月は、2
割以上下回る。
5月−もも肉613円/kg(4.8%)
・13カ月ぶりに前年同月を上回る。
4月−中国産もも肉337円/kg(4.7%)
・10カ月間、前年同月を下回った後、前月に引き続き、前年同月を上回る。
米国産骨付きもも肉250円/kg(▲4.6%)
・250円に回復したものの、15カ月連続で前年同月を下回る。
家計消費の銘柄鶏志向
季節別食肉消費動向調査−9年12月調査−((財)日本食肉消費総合センター)
によれば、消費者の鶏肉の購入単価は上昇傾向にある。
100g当たりの購入単価は、90%近くが200円以下の層に集中している。しかし、10
0円以下の層では、 6 年12月の34.8%に比べ 9 年12月は25.2%と 4 年間で10ポ
イント近く減少している。逆に、151円以上の層が増加傾向にある(図 7 )。
また、家計調査報告(総務庁)によると、単価(金額/数量)は上昇傾向とな
っている(図 8 )。
京都産業大学の駒井亨教授によると、国内で生産されている肉用鶏の25%が一
般ブロイラー以外の銘柄を付した鶏等であり、主としてテーブルミートとして消
費されている。
家庭内での鶏肉消費は、単価が高くても高品質な銘柄鶏にシフトしていること
がうかがえる。
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