8 月−28,748トン(0.0%)
・ 7 年 1 月以降、基調としては減少傾向であったが、10年 6 月、 7 月と前年
同月を上回る。
・ 8 月は前年同月並みで、10年度累計では、0.5%増。
・枝肉重量は、各品種ともわずかに増加傾向。
8 月の和牛−45,660頭(▲0.1%)
乳牛−54,905頭(▲2.8%)
・和牛は、めすが 3 カ月連続で前年同月を上回るが、去勢は 3 カ月ぶりに下回
る。
・乳牛は、去勢が3カ月連続で前年同月を上回るが、めすは12カ月連続で下回る。
8 月−56,795トン(▲0.7%)
・冷蔵品は、夏の需要期にもかかわらず、米国産、豪州産ともに前年同月を下回
り、合計で11.5%下回る。
・冷凍品は、加工向け需要が好調で、前年同月を9.1%上回る。
輸入見込数量(事業団調べ)
8 月の米国産−27,502トン(▲2.0%)
・冷蔵品は、原産地高、円安等から、 6 カ月ぶりに前年同月を10.6%下回る。
豪州産−26,608トン(1.2%)
・冷蔵品は、国内相場軟化等から前年同月を11.9%下回るが、冷凍品は、ハンバ
ーガー等需要が好調で19.4%上回る。
8 月−90,129トン(4.8%)
・国産品34,254トン(20.4%)、輸入品55,876トン(▲3.0%)で、合計では、前
月に続き前年同月を上回る。
・10年度累計では、3.3%増。
8 月−278g/人(▲0.7%)
・ 9 年11月までは、かなり減少した前年同月を上回って推移し、回復傾向。
・しかし、12月以降は、消費支出が低迷する中で、10年6月を除き、前年同月を
下回って推移。
8 月−100,240トン(4.5%)
・国産品は12,326トン(17.2%)と、4月以降前年同月を1割以上、上回って推
移。
・輸入品は87,914トン(2.9%)と、 5 月以降 9 万トン前後で推移。
8 月−1,111円/kg(▲9.0%)
・国産品志向、F1取引頭数の増加等から引き続き高水準にはあるものの、前年が
より高い水準であったこと、消費低迷の影響もあり、1月以降前年同月を下回
って推移。
8 月のA5−2,435円/kg(0.8%)
・ 4 月は約 1 年ぶりに前年同月を下回ったが、 5 月以降再び上回り、2,400円
台で推移。
A3−1,631円/kg(▲3.0%)
・ 2 月以降、わずかながら前年同月を下回る月が多い。A 2 は、 1 月以降、前
年同月を下回って推移。
8 月の乳去勢B2−607円/kg(▲25.0%)
・消費低迷の中、需要が他品目へ移行していること等から、前年同月を大幅に下
回る。
F1 去勢B3−1,334円/kg(▲6.5%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、2月以降、前年同月を下回る
月が多い。B 2 は、 9 年11月以降、前年同月を下回って推移。
8 月の米国産冷蔵リブアイロール2,002円/kg(10.0%)
・需要はそれほど強くないものの、輸入価格の上昇、ロイン輸入量減少による品
薄等から、 5 年 3 月以降初めて2,000円を超える。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−524円/kg(▲4.5%)
・前月まで3カ月連続で、前年同月を上回ったが、8月は輸入量増加等から、下
回る。
8月の頭数−18,831頭(0.9%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向。
8月の価格−366千円(▲1.2%)
・8年11月以降、基調としては、前年同月比でわずかに低下傾向。おすに比べ、
めすの低下率が大きい。
8月の子牛価格−75千円(▲33.5%)
・取引頭数は大幅減少だが、枝肉価格の大幅低下等から、9年10月以降、前年同
月を下回って推移。 4 月に 2 年ぶりに10万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−12千円(▲61.5%)
・子牛価格の低下等から、前年同月を大幅に下回り、 2 万円を大きく割り込む。
8 月の子牛価格−169千円(▲17.4%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から、 9 年 9 月以降、前年同月を下回っ
て推移。 4 月に 9カ月ぶりに20万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−75千円(▲26.3%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、9年12月に10万円を割り込み、ほぼ
一貫して低下。
低下傾向のF1価格
F1 の枝肉価格、子牛価格が低下傾向にある。
F1 枝肉の取引頭数( 8 中央卸売市場計)は、F1 生産の増加を受け、 8 年12
月以降、大幅な増加傾向にある(図15)。
枝肉価格(B3)は、 9 年まで堅調に推移してきたが、全般的な消費低迷に加
え、取引頭数の大幅増加もあり、10年2月以降、前年同月を下回る月が多くなっ
ている。
子牛の取引頭数も、F1生産の増加を受けて増加傾向が続いている。枝肉価格の
低下に加え、取引頭数の増加等から、子牛価格も、 9 年 9 月以降、前年同月を
下回って推移している(図16)。
F1子牛が7〜8月齢、その後の肥育期間が18〜20月とすれば、子牛の取引頭数
から見て、今後も枝肉の出荷は増加傾向が続くものと見られる。今後のF1の枝肉、
子牛価格に注目したい。
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