大分県/久保田 竹次
九州の最高峰久住山(1,787メートル)のふもとにある大分県畜産試験場は、昨 年 4 月、場内の一画(100ヘクタール)を整備し、子供からお年寄りまで楽しく 遊びながら学べる「ふれあい牧場」をオープンさせた。そこで、家畜や畜産技術 に関する理解を深め、広く県民に利用してもらうため、 9 月23日、第 1 回大分 県畜産試験場「ふれあいフェスタ’98」を開催した。 開会式では牛の絵画で著名な伊藤忠雄画伯の描くスーパー種雄牛「糸福号」の 初公開や小学生家畜絵画展の表彰などが行われ、開会式の後、社団法人中央畜産 会の香川荘一専務理事が「21世紀の豊後牛に期待する」と題して講演した。 当日は、家族連れや関係者など約2,000名が訪れた。特設テントや畜産資料館で、 パネルやビデオによる受精卵移植やクローン等の最先端技術の展示が行われた。 また、子豚、ポニー、山羊等の家畜とのふれあいや乳搾り体験、豊後牛のバーベ キュー等数々の楽しいイベントが行われ、親子連れで久住高原の初秋を楽しむ光 景が見られた。 この「ふれあいフェスタ」は毎年開催されることとなっている。
【久住山を背景に「ふれあいフェスタ’98」開催】 |
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【乳搾りに挑戦】 |