1 月−75,395トン(1.4%)
・前年同月をわずかに上回る。10年度累計では、0.2%減。
・と畜頭数は、1,398千頭(▲1.5%)。
・平均枝肉重量(全国平均)は、77.1kg/頭(2.9%)と前年同月をやや上回る。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」(平成11年3月1日公表)
1 月−38,732トン(27.7%)
・ 4 カ月連続で前年同月を大幅に上回って推移。
・冷蔵品は、10,358トン(18.9%)と10年 3 月以来11カ月連続して 1 万トンを越
えて推移。10年度累計では16.1%増。
・冷凍品は、28,355トン(31.1%)と 4 カ月連続で、年度後半で低調だった前年
を大幅に上回る。
1 月米国産−12,030トン(19.2%)
・冷蔵品は、7,189トン(10.0%)と 3 カ月連続で前年同月をかなり上回る。累計
では7.4%増。
・冷凍品は、4,822トン(35.7%)と、 5 カ月連続で前年同月を上回る。累計では
12.9%増。
1 月デンマーク産−7,633トン(102.8%)
・ 4 カ月ぶりに 1 万トンを割る。累計では16.4%減。
・冷凍品全体に占める割合は、26.9%。
1 月−115,716トン(0.3%)
・国産品は、72,430トン(▲2.1%)と前年同月をわずかに下回る。
・輸入品は、43,286トン(4.4%)と前年同月をやや上回る。
1 月の家計消費量−398g/人(3.9%)
・ 6 月以降は、12月を除き前年同月を上回って推移。10年度累計では、2.3%増。
12月の加工仕向肉量−37,306トン(▲1.2%)。
・国産品は、10,513トン(▲6.5%)と4カ月連続で前年同月を下回る。輸入品は
26,793トン(1.0%)と 5 カ月連続で前年同月を上回る。
1 月−72,801トン(▲40.3%)
・輸入品在庫は、10年12月に17カ月ぶりに6万トンを割り、引き続き低水準。1
月は55,385トン(▲47.9%)。
1 月−377円/kg(▲13.5%)
・消費の低迷や輸入冷蔵豚肉の増加等から、値を下げる。中旬にはやや値を戻し
たが、再び400円/kgを下回って推移。
2 月(速報値)−413円/kg(▲8.8%)
・ 量販店の特売需要等もあり第2週には値を上げる。その後、再び下がったが、
と畜頭数の減少等もあり月末には値を上げる。
1月 冷凍品「うで」−406円(▲0.5%)
同 「もも」−416円(▲5.5%)
・うでは、10年 6 月をピークに低下傾向。
・ももは、 8 年10月以降、前年同月を下回って推移。
1 月 米国産「ロース」−636円/kg(▲17.2%)
・ 9 年10月以降、前年同月を下回って推移。
・米国産「ヒレ」も、 9 年10月以降、前年同月を 下回って推移。
1 月デンマーク産「ばら」−504円/kg(▲15.4%)
・ 9 年11月から15カ月連続で前年同月を下回る。
・月毎にみると、基準輸入価格の引き下げもあり、9年4月の757円をピークに、
ほぼ毎月値を下げる。
豚肉の輸入動向
近年の豚肉輸入を取り巻く環境は、SG、SSGの発動、台湾産豚肉の輸入禁止措
置等により激しく変化してきた。
10年度は、SGの発動もなく、台湾産の代替としてどの国から輸入するかという
模索にも結論が出てきたようである。
冷蔵品の輸入量は、一貫して増加してきたが、9年は台湾産の輸入禁止措置等
から減少し、10年は再び増加している(図11)。
10年のシェアを国別に見ると、米国産は、価格の優位性と安定多数の供給が可
能なこと等から、70.5%、カナダ産は、肉質の評価が高く、14.1%、韓国産が12
.7%とそれぞれ伸び、輸入量も増えている(図12)。関係者の話では、飼養管理
やカット等により差別化された豚肉が求められるようになっているという。
一方、10年の冷凍品は、国内在庫の取崩しが進み、不況の影響等から加工メー
カーは在庫を持ちたがらないため需要量に見合った輸入がされるにとどまり、全
体では減少している。
10年のシェアを国別に見ると、 9 年に縮小した米国産は16.2%と伸び、カナダ
産が11.5%、韓国産が19.9%、メキシコ産が7.9%とそれぞれ引続き拡大している。
一方で、デンマーク産は、前半の輸入量が少なかったこと等からシェア34.6%と
縮めている。
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