1 月−26,344トン(▲5.0%)
・7年以降、基調としては減少傾向であったが、10年 6 月から概ね前年同月を上
回って推移
・10年10月と11年 1 月は前年同月を下回り、10年度累計では、0.2%減。
・枝肉重量は、各品種ともわずかに増加傾向。
1 月の和牛−39,202頭(▲6.7%)
乳牛−51,523頭(▲4.8%)
・和牛は、去勢は 6 カ月連続で前年同月を下回る。めすは、 3 カ月ぶりに減少
(▲4.3%)
・乳牛は、去勢は 6 月以降概ね前年同月を上回って推移したが、10年10月と11年
1月は下回る。めすは、ほぼ一貫して前年同月を下回って推移。
1 月−52,724トン(22.3%)
・ 1 月の通関レートが有利だったため、冷凍品を中心に増加。
・10年度累計では、2.9%増。
・冷蔵品は、前年同月を6.0%上回る。累計では3.7%減。
・冷凍品は、前年同月を35.2%上回る。累計では9.1%増。
輸入見込数量(事業団調べ)
1 月の米国産−25,195トン(22.5%)
・原産地高等から、冷蔵品は6カ月連続で前年同月を下回る。冷凍品は39.6%増。
豪州産−24,458トン(23.0%)
・冷蔵品は 3 カ月連続で前年同月を上回る。冷凍品は31.9%増。
1 月−73,537トン(4.5%)
・輸入品は、輸入増を反映して47,213トン(11.3%)、国産品は26,314トン(▲
5.8%)。
・10年度累計では、1.6%増。
1 月−245g/人( 0 %)
・ 9 年12月以降は、消費支出が低迷する中で、前年同月を下回って推移。
・ 1 月は前年同。
1 月−92,730トン(0.5%)
・国産品は10年4月以降前年同月を上回って推移し、1月は12,174トン(10.2%)。
・輸入品は80,556トン(▲0.8%)と、 5 カ月連続で前年同月を下回る。
1 月−1,003円/kg(▲8.8%)
・10年度に入ってF1価格が低下してきたことや長引く消費不振の影響等から10
年 1 月以降前年同月を下回って推移。
1 月のA 5 −2,445円/kg(0.2%)
・ 4 カ月ぶりで前年同月を上回る。
A 3 −1,588円/kg(▲2.5%)
・8カ月連続で前年同月を下回る。A2は、10年1月以降、前年同月を下回って推
移。
1月の乳去勢B 2 −564円/kg(▲24.6%)
・消費低迷の中、需要が他品目へ移行していること等から、前年同月を大幅に下
回る。
F1去勢B3−1,223円/kg(▲9.5%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、6カ月連続で前年同月を下回
る。B 2 は、 9 年1月以降、前年同月を下回って推移。
1 月の米国産冷蔵リブアイロール1,836円/kg(▲5.3%)
・輸入価格の上昇、ロイン輸入量減少による品薄等から上昇し、10年9月にピー
クとなった。以降低下し、 1 月は 1 年ぶりに前年同月を下回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−510円/kg(▲13.3%)
・10年 8 月以降 6 カ月連続で前年同月を下回る。
1月の頭数−32,336頭(▲3.5%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向。
1月の価格−388千円(1.3%)
・10年 9 月から 5 カ月連続で前年同月を上回る。
1 月の子牛価格−69千円(▲38.1%)
・取引頭数は大幅減少だが、枝肉価格の大幅低下等から、 9 年10月以降、前年同
月を下回って推移。10年 4 月に10万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−18千円(▲38.1%)
・子牛価格の低下等から、前年同月を大幅に下回る。10年 8 月に1万1千円まで
低下したが、1月には 1 万 8 千円とやや回復。
1 月の子牛価格−155千円(▲25.5%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下基調で推移。10年4月に 9 カ月ぶ
りに20万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−59千円(▲32.7%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、ほぼ一貫して低下。
肉用子牛価格、黒毛和種が上昇傾向
黒毛和子牛価格は、 8 年11月以降、基調としては低下傾向で推移してきた。し
かし、10年 6 月の356千円/頭を底に上昇に転じ、9月以降、5カ月連続で前年同
月をわずかながら上回って推移している。
この要因としては、1つには取引頭数が減少していることがあげられよう。(図
15)
一方で、枝肉卸売価格は、乳用種では9年以降、F1 及び和牛も10年に入って低
下してきており、最近では、「A3 以上の高級肉」以外は低下が顕著になってきて
いる。肥育経営において、乳用種及びF1 から黒毛和種への変更が促され、黒毛
和子牛の需要がタイトになっていることが考えられる。
しかしながら、和牛肥育経営においても収益性は低下してきている。今後も、
飼料価格の動向にもよるが、すでに導入された素牛価格からみてコストの大幅な
低下は望めない(図16)。このような状況で、子牛価格が上昇している。今後の
動向に注意する必要があろう。
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