1〜3月−623,133トン（▲1.0％）
・卸売価格の下落等から、減少傾向にあったが、3月は12カ月ぶりに前年同月を
わずかに上回る。10年度累計は、2,520,581トン（▲1.9％）。
・今後の生産指標となる5月のえ付け羽数は8,753千羽（▲4.2％）と前年同月をや
や下回る。農林水産省統計情報部のひな出荷見通しでは、前年同月比で、11年
6月▲2％、7月▲3％、8月は▲3％。（6月上旬聞き取り）
5月−9,616トン（56.5％、殻付き換算）
・卵黄粉、卵黄液以外は前年同月を大幅に上回る。
5月−192円／kg（35.2％）
・引き続き、前年同月を大幅に上回る。
・標準取引価格186.51円／kgで、補てんはなし。
6月−168円／kg（22.6％）
・生産が減少傾向であること等から、引き続き大幅に上回る。
・標準取引価格162.42円／kgで、5カ月ぶりに6円／kgの補てん。
平成10年加工卵生産量は前年並み
（株）全国液卵公社の「加工卵の流通調査」によると、平成10年の国内加工卵
推定生産量（殻付き換算）は、400,751トン（0.0％）と前年並みの水準となった。
鶏卵出荷量に占める国内加工卵生産量の割合は、16.4％（1.2％）となり、わずか
に増加した。卸売価格の低迷により加工処理される鶏卵が増加したものの、わず
かな伸びにとどまったのは、最大手の実需者である製菓製パン業者の需要が減少
しているとみられることによる。
加工卵の輸入量は、凍結卵白の減少から、かなり減少した。そのため、加工卵
の総国内流通量（殻付き換算、国産＋輸入）は443,671トン（▲1.2％）とわずか
に減少した。
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