トピックス/肉用種子取り用めす牛頭数、わずかに減少
9月−30,911トン(1.4%)
・7年以降、基調としては減少傾向であったが、10年6月から概ね前年同月を上回
って推移。
・11年度累計では、2.0%増。
・枝肉重量は、各品種ともわずかに増加傾向。
9月の和牛−45,884頭(▲0.9%)
乳牛−61,189頭( 0.3%)
・和牛は、去勢は、8月に13カ月ぶりに前年同月を上回ったが、9月は下回る。め
すは、概ね前年並みで推移してきたが、9月は1.3%増。11年度累計では、去勢
は3.2%減、めすは0.7%減。
・乳牛は、去勢は10年6月以降概ね前年同月を上回って推移。めすは、ほぼ一貫
して前年同月を下回って推移。11年度累計では、去勢は4.8%増、めすは1.5%減。
9月−53,473トン(4.7%)
・冷蔵品は10.5%上回る。冷凍品は1.3%下回る。
・11年度累計では、冷蔵品は3.4%増、冷凍品は11.0%減、合計で4.5%減。
輸入見込数量(事業団調べ)
9月の米国産−24,763トン(▲0.7%)
・冷蔵品は14.4%増。11年度累計では1.2%増
・冷凍品は11.4%減。11年度累計では7.9%減。
豪州産−26,027トン(7.3%)
・冷蔵品は6.8%増となり、11年度累計では5.7%増。
・冷凍品は8.1%増となったが、11年度累計では16.5%減。
9月−82,118トン(▲4.0%)
・輸入品は、5.7%減となり、11年度累計では輸入量の減少から4.5%減。
・国産品は、1.1%減となったが、11年度累計では2.5%増。
9月−252g/人(2.4%)
・9年12月以降は、消費支出が低迷する中で、概ね前年同月を下回って推移、9月
は4ヵ月ぶりに前年同月を上回る。
・11年度累計では、1.1%減。
9月−96,946トン(0.8%)
・国産品は10年4月以降、概ね前年同月を上回って推移し、9月は18.2%増の14,0
66トン。
・輸入品は、82,880トン(▲1.7%)。
9月−1,061円/kg(▲1.0%)
・長引く消費不振の影響等から10年1月以降前年同月を下回って推移。
9月のA5−2,467円/kg(0.7%)
・2カ月ぶりに前年同月を上回る。
A3−1,551円/kg(▲5.5%)
・16カ月連続で前年同月を下回る。A2は、10年1月以降、前年同月を下回って推
移。
9月の乳去勢B2−573円/kg(▲7.7%)
・消費低迷の中、需要が他品目へ移行していること等から、9年9月以降前年同月
を大幅に下回って推移してきたが、減少幅は縮小。
F1 去勢B3−1,253円/kg(▲7.6%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、16カ月連続で前年同月を下回
る。B2は、9年11月以降、22カ月ぶりに前年同月を上回る。
9月の米国産冷蔵リブアイロール1,883円/kg(▲7.2%)
・1月以降、9カ月連続で前年同月を下回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−487円/kg(▲6.5%)
・前月は13カ月ぶりに前年同月を上回ったが、再び下回る。
9月の頭数−29,725頭(▲4.0%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向で推移。
・11年度累計では、前年並み。
9月の価格−379千円(0.7%)
・10年9月から13カ月連続で前年同月を上回る。
9月の子牛価格−50千円(▲36.0%)
・取引頭数はかなりの減少だが、枝肉価格の大幅低下等から、9年10月以降、前
年同月を下回って推移。10年4月に10万円を割り込み低下続く。
ヌレ子価格−15千円(35.6%)
・子牛価格の低下等から、前年同月を大幅に下回って推移してきたが、5月以降
は前年同月を上回る。2月以降は2万円台に回復したが、8月、9月と1万5千円に
低下。
9月の子牛価格−123千円(▲25.0%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下基調で推移。10年4月に9カ月ぶり
に20万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−57千円(▲8.3%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、ほぼ一貫して低下。11年2月以降4カ
月連続で回復したが、6月以降低下。
肉用種子取り用めす牛頭数、わずかに減少
このほど公表された農林水産省「肉用牛の飼養動向」によると、11年8月1日現
在の肉用牛の飼養頭数は、2,827千頭(▲1.4%)であった(図15)。
飼養頭数の約4割を占める乳用種(F1を含む。)は、9年から増加傾向にあった
が、11年8月は1,124千頭(▲0.4%)となった。内訳をみると、めすが310千頭
(3.7%)、おすが815千頭(▲1.8%)と、めすが増加している。これは、F1の生
産が引き続いて増加していることによるとみられる。
一方、約6割を占める肉用種は、1,702千頭(▲2.1%)と減少傾向が止まってい
ない。繁殖基盤である子取り用めす牛の飼養頭数は10年8月には649千頭と前年並
み、また、2歳以下は4年以来の増加となったが、11年8月は、再び640千頭(▲1.
4%)とわずかに減少し、2歳以下も3.5%減となった。
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