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トピックス/乳用牛飼養頭数は2.5%減、未経産牛で目立つ減少
9月−673,669トン(▲2.3%)
・北海道は夏の猛暑の影響による減少から脱し、前年並み(0.1%)まで回復し
たが、都府県は経産牛飼養頭数の減少もあり4.2%下回る。全国では10年7月以
降、前年同月を下回って推移。
北海道:9月−26.7kg (0.0%)
都府県:9月−25.3kg(0.0%)
10月−26.2kg(2.3%、速報値)
・北海道は、8カ月ぶりに前年同月並みとなる。
・都府県は、7月以降前年同月並みか、わずかに上回って推移。
9月−442,439トン(▲1.0%)
・10年11月以降、前年同月を下回って推移。
・11年度累計では2.6%減。
・飲用牛乳の生産が減少傾向である一方、はっ酵乳等の生産は引き続き増加傾向。
飲用牛乳のうち加工乳は、9年11月以降前年同月を下回って推移し、9月は69,
477kl(▲1.2%)。
9月−351,556kl(▲1.4%)
・9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・11年度累計では2.9%減。
9月−乳飲料 120,520kl(8.9%)
はっ酵乳 61,968kl(13.4%)
・消費者の健康志向、メーカーの積極的な商品開発等を背景に、両アイテムとも
10年度まで概ね前年を上回って推移。
・乳飲料は、10年度以降伸びが鈍化したが、8月、9月とかなりの伸び。11年度累
計では5.6%増。
・はっ酵乳は、9月は8月に続き2ケタ台のかなり大きな伸び。11年度累計では11.9%増。
9月−222,734トン (▲4.9%)
・9月は、猛暑の影響が大きかった8月に続き前年同月を下回る。11年度累計では
1.3%減。
・チーズ生産量は10,618トン(7.5%)と5カ月ぶりに前年同月を上回った。うち
直接消費用ナチュラルチーズは1,375トン(13.6%)とかなり大きな伸び。
・生クリーム等生産拡大促進事業の効果等から伸びてきたクリームは、9月は5,9
88トン(4.6%)と3カ月ぶりに前年同月を上回る。
9月の生産量−11,072トン(▲13.1%)
・10年9月以降、脱脂濃縮乳仕向けの増加等から概ね前年同月を下回って推移。
・9月の推定出回り量は17,700トン(▲7.1%)、11年度累計では前年並み。推定
期末在庫量は36,500トン(▲32.6%)と前年同月の7割弱。
・事業団は、カレントアクセス分の残り6,000トンを輸入手当て(9/3入札、全
量落札)。買入決定済みの10,765.475トンのうち8,046.85トンは引渡完了、残
り2,718.625トンを売渡入札(9/29、全量落札)。
9月−13,640円/ 25kg (▲0.4%)
・9年4月以降、ゆるやかな値下がり傾向。
・11年度は、7月に1円、9月に2円下げたが、安定指標価格(13,090円/25kg)を
4.2%上回る。
9月の生産量−4,560トン (▲12.1%)
・5カ月連続で前年同月を下回る。猛暑の影響で前年同月を大幅に下回った8月に
続き、9月もかなり下回る。
・11年度累計では8.3%減。
・推定出回り量は6,400トン(▲13.4%)。推定期末在庫量は35,700トン(14.0%)
と前年同月をかなり大きく上回る。
9月−975円/kg(▲1.6%)
・在庫量の増加を反映し、緩やかな値下がり傾向。
・9月は2円下げ、7カ月連続の下げとなる。
乳用牛飼養頭数は2.5%減、未経産牛で目立つ減少
農林水産省が公表した「乳用牛の飼養動向」によると、今年8月1日現在の乳用
牛飼養頭数は1,801千頭(▲2.5%)で、前年に比べ47千頭減少した。
このうち「経産牛」は、北海道では前年並み(0.2%)となったものの都府県で
は2.9%減少し、全国では1,174千頭(▲1.6%)となった。
一方、今後の生産を担う「未経産牛」は、肉用牛として飼養される交雑種(F1)
の生産が増加しており、搾乳向けめす子牛の出生が減少したこと等から628千頭
(▲4.1%)と減少が目立つ。特に都府県では7.4%とかなりの減少となった(図
11)。
年齢別飼養動向をみると、北海道では「2歳」以下、都府県では「3から8歳」以
下の全区分で減少。年齢が低いほど減少率は増大している。「9歳以上」はいずれ
も増加したが、「9歳以上」の全体に占める割合は2.9%にすぎない(図12)。
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