11月−79,538トン(2.4%)
・母豚頭数の微増のもと、前年同月をわずかに上回 る。
10年度累計では、0.1%減。
・と畜頭数は、1,489千頭(2.2%)。
・平均枝肉重量(全国平均)は、76.3kg/頭(0.2%)と 6 カ月ぶりに前年同
月をわずかに上回る。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」(平成10年12月25日公表)
11月−52,809トン(64.1%)
・デンマーク産の増加等から 2 カ月連続で 5 万トンを超え、 2 カ月連続で前
年同月を上回る。累計では6.5%減。
・冷蔵品は、12,492トン(30.0%)と 2 カ月ぶりに前年同月を上回る。
・冷凍品は、40,317トン(78.6%)。韓国産が7,796トン(139.8%)と引き
続き増加し、シェアは19.3%。
11月 米国産−14,922トン(22.4%)
・冷蔵品は、8,418トン(19.5%)と 2 カ月ぶりに前年同月を上回る。累計で
は6.3%増。
・ 5 月以降毎月 8 〜 9 千トン台で安定的に推移するも、韓国産等の増加から
冷蔵品全体に占める割合は、 7 月以降 7 割を割る。
・冷凍品は、6,504トン(26.2%)と、 3 カ月連続で前年同月を上回る。
デンマーク産―13,510トン(123.8%)
・ 7 月以降、 9 月を除き、高水準で推移。
・冷凍品全体に占める割合は、33.5%。
11月−130,124トン(▲1.7%)
・ 3 カ月ぶりに前年同月を下回る。10年度累計では 、1.2%増。
・国産品は、生産量の増加を受けて80,715トン(4.5%)。10年度累計では0.4%
減。
・輸入品は、49,409トン(▲10.4%)と3カ月ぶりに前年同月を下回る。10
年度累計では、3.6%増。
11月の家計消費量−414g/人(0.1%)
・牛肉、鶏肉は前年同月を下回って推移する一方、 06 カ月連続で前年同月を
上回る。
10年度累計では、2.5%増。
10月の加工仕向肉量−36,475トン(1.1%)。
・国産品は、10,007トン(▲5.5%)と 2 カ月連続で前年同月を下回る。輸入
品が26,468トン(3.8%)と 3 カ月連続で前年同月を上回る。
・10年度累計では、0.2%減。
11月−79,352トン(▲45.8%)
・輸入品在庫は、65,822トン(▲50.4%)と、3カ月連続で 7 万トンを割る。
・在庫率(在庫量/推定出回り量)は、0.61カ月と 9 カ月連続で 1 カ月分を
下回る。
11月−392円/kg(5.9%)
・月初めから400円/kgを割って推移したが、連休明けからは、ばら、うで等
の荷動きが良くなり、400円/kgを超えた。
・前年同月がかなり低下したこともあり、 3 カ月連続で前年同月を上回る。
12月(速報値)−416円/kg(▲13.9%)
・消費の低迷等から、例年の年末需要による上げ基調に乗れず、前半は400円
/kgを割る日もあった。
・後半は徐々に値を上げ、末日には500円/kg台に急騰したが、前年同月をか
なり下回る。
11月 冷凍品「うで」−414円(▲1.2%)
11月 冷同 「もも」−433円(▲2.5%)
・うでは、前月は 8 カ月ぶりに前年同月を上回ったが、再び下回る。10年 6 月
をピークにおおむね低下。
・ももは、 8 年10月以降、前年同月を下回って推移。
11月 米国産「ロース」−667円/kg(▲9.7%)
・ 9 年10月以降、前年同月を下回って推移。
・米国産「ヒレ」も、 9 年10月以降、前年同月を下回って推移。
11月デンマーク産「ばら」−518円/kg(▲11.3%)
・9 年 2 月以降前年同月を上回って推移したが、9 年11月から13カ月連続
で下回る。
・月毎にみると、基準輸入価格の引き下げもあり、 9 年4月の757円をピーク
に、ほぼ毎月値を下げる。
食肉の表示に対する消費者の意向
財団法人日本食肉消費総合センターは、10年11月に、季節別消費食肉動向
調査(10年 6 月、消費者調査)を公表した。
これは、食肉(牛肉、豚肉、鶏肉)の購入状況、購入意向、嗜好性等につい
て、食肉の消費改善対策の資料とするために実施している。調査の対象は全国
の主要都市2,000世帯の消費者で、毎年、6月、12月の 2 回実施している。
この中で、食肉の表示に対する意向についてみると、各項目別に「表示すべ
き」との回答は、「部位別の表示について」は89.8%、「用途の表示」は、53.3%、
「輸入食肉であることの表示」は98.1%、「食肉の原産国(地)表示」は93.0%、
「国産食肉の産地銘柄表示」は78.5%、となっている(図11)。
また、輸入食肉の原産国(地)表示義務付けについての認知度は、「知って
いた」が48.1%、「知らなかった」が50.4%となっている(図12)。
また、全般的に年齢の上昇に伴い、「表示すべき」との回答が増え、表示に
対する関心の高さがうかがえる。
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