7 〜 9 月−618,964トン(▲2.6%)
・卸売価格の大幅な下落等から、 4 月以降前年同月を下回る。
・今後の生産指標となる11月のえ付け羽数は7,537千羽(▲5.8%)。
11月−9,905トン(25.5%、殻付き換算)
・卵黄粉、乾燥卵白の増加等から、前年同月を大幅に上回る。
・10年度累計では0.7%減。
11月−194円/kg(▲10.6%)
・引き続き、前年同月をかなり下回る。
・標準取引価格187.10円/kgで、補てんはなし。
12月−233円/kg(6.4%)
・16カ月ぶりに、前年同月を上回る。
・標準取引価格222.98円/kgで、補てんはなし。
鶏卵の初市価格と止市価格
東京全農M玉の平成10年の止市(12月25日)価格は230円/kg(5.0%)、
11年の初市( 1 月 6 日)価格は145円/kg(7.4%)となった。(表 1 参照)
10年は平均で、169円/kg(▲15.3%)と前年をかなり大きく下回った。初
市から135円/kg(▲22.9%)と前年を大幅に下回り、 7 月には122円/kg
まで落ち込んだ。月毎に見ると、前年同月を上回ったのは12月の233円/kg
(6.4%)のみ。繰り上げ陶汰等により減産を進めたものの、景気低迷やSE(サ
ルモネラエンテリティディス)報道の影響が大きく、需要が大幅に後退したこ
とによる。
11年については、初市価格は前年を上回ったものの、需要については、景気
の大幅な回復が望めないこと等から、引き続き低調に推移するものと予想され
る。また、食品衛生法施行規則等の改正から、賞味期限表示や、液卵の規格基
準等の義務化が行われるため、生産から流通サイドまで大きく変革する年にな
ると思われる。
表 1 鶏卵の初市価格および止市価格
資料:農林水産省「鶏卵市場流通統計」( 8 年12月まで)、
全農「畜産販売部情報」( 9 年 1 月以降)
注: 年平均価格について、 9 年 1 月以降は全農東京M玉
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