10〜12月−641,491トン(▲2.7%)
・卸売価格の下落等から、10年4月以降前年同月を下回る。
・今後の生産指標となる3月のえ付け羽数は9,857千羽(▲0.8%)。農林水産省統
計情報部のひな出荷見通しでは、前年同月比で、11年4月▲1%、5月▲7%、
6月は▲7%(4月上旬聞き取り)。
3月−8,934トン(6.4%、殻付き換算)
・液卵黄等は大幅に減少したものの、乾燥卵白等の大幅な増加から前年同月をか
なり上回る。
・10年度累計では、ほぼ前年度並みの103,654トン(▲0.4%)。
3月−193円/kg(13.5%)
・生産の減少や外食産業での需要増等から、低水準だった前年同月をかなり上回
る。
・標準取引価格180.34円/kgで、補てんはなし。
4月−198円/kg(23.0%)
・量販店の特売の増加や行楽需要から、前年同月を大幅に上回る。
・標準取引価格189.36円/kgで、補てんはなし。
鶏卵補てん基準価格引き下げ
平成11年度の鶏卵価格差補てん基準価格は、配合飼料の値下がりから大幅な値
下げが見込まれていたが、衛生対策等のコストアップを考慮し、前年度を5円下
回る170円/kgとなった(承認申請中)。補てん価格の値下げは、6年ぶり。
10年度は、生産が減少傾向で推移したにもかかわらず、近年になく、卵価が低
迷し、4〜8月、1月に補てんが実施された。
賞味期限等表示の徹底や需要に見合った生産等から、価格は徐々に回復してお
り、4月の標準取引価格は189.36円/kgとなっている。
元のページに戻る
月報「畜産の情報(国内編)の目次に戻る