2 月−28,500トン(2.3%)
・7年以降、基調としては減少傾向であったが、10年6月から概ね前年同月を上
回って推移。
・10年10月と11年 1 月は前年同月を下回り、10年度累計では、前年同期並み。
・枝肉重量は、各品種ともわずかに増加傾向。
2 月の和牛−43,440頭(0.0%)
乳牛−54,113頭(2.1%)
・和牛は、去勢は 7 カ月連続で前年同月を下回る。めすは、0.7%増。
・乳牛は、去勢は6月以降概ね前年同月を上回って推移したが、10年10月と11年
1月は下回る。めすは、ほぼ一貫して前年同月を下回って推移。
2 月−50,601トン(7.9%)
・ 2 月末の通関レートが有利だったため、冷凍品を中心に増加。
・10年度累計では、3.2%増。
・冷蔵品は、前年同月を3.2%上回る。累計では3.2%減。
・冷凍品は、前年同月を13.1%上回る。累計では9.4%増。
輸入見込数量(事業団調べ)
2月の米国産−23,097トン(8.9%)
・冷蔵品は 7 カ月ぶりに前年同月を上回る。
・冷凍品は前年同月をかなり大きく上回り、10年度累計では9.8%増。
豪州産−24,693トン(7.8%)
・冷蔵品は 4 カ月連続で前年同月を上回る。
・冷凍品は 4 カ月連続で前年同月を上回り、10年度累計では10.3%増。
2 月−78,146トン(1.2%)
・輸入品は、49,894トン(1.5%)、国産品は28,251トン(0.8%)。
・10年度累計では、1.6%増。
2 月−246g/人(0.2%)
・ 9 年12月以降は、消費支出が低迷する中で、前年同月を下回って推移。
・1月、2月と前年同月並みに回復したが、 1 人当たりの購入金額は、依然とし
て前年同月をやや下回る。
2 月−93,679トン(4.4%)
・国産品は10年 4 月以降前年同月を上回って推移し、 2 月は12,416トン(14.4%)。
・輸入品は、輸入増を反映して、81,263トン(3.0%)と、6カ月ぶりに前年同月
を上回る。
2 月−1,037円/kg(▲5.9%)
・10年度に入って、F1 価格が低下してきたことや、長引く消費不振の影響等か
ら10年 1 月以降前年同月を下回って推移。
2月のA 5 −2,461円/kg(2.8%)
・ 2 カ月連続で前年同月を上回る。
A 3 −1,605円/kg(▲0.7%)
・9カ月連続で前年同月を下回る。A2は、10年1月以降、前年同月を下回って推
移。
2月の乳去勢B 2 −489円/kg(▲31.1%)
・消費低迷の中、需要が他品目へ移行していること等から、前年同月を大幅に下
回る。
F1去勢B 3 −1,289円/kg(▲4.8%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、9カ月連続で前年同月を下回
る。B 2 は、 9 年11月以降、前年同月を下回って推移。
2月の米国産冷蔵リブアイロール1,699円/kg(▲9.2%)
・10年 9 月にピークとなったが、以降低下し、11年1月に1年ぶりに前年同月を
下回り、引き続き低下。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−504円/kg(▲10.3%)
・10年 8 月以降 7 カ月連続で前年同月を下回る。
2月の頭数−24,578頭(2.8%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向。
・10年度累計では、3.0%減。
2月の価格−387千円(0.6%)
・10年 9 月から 6 カ月連続で前年同月を上回る。
2月の子牛価格−64千円(▲41.7%)
・取引頭数は大幅減少だが、枝肉価格の大幅低下等から、 9 年10月以降、前年同
月を下回って推移。10年 4 月に10万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−22千円(▲19.3%)
・子牛価格の低下等から、前年同月を大幅に下回る。10年8月に1万1千円まで
低下したが、2月には 2 万 2 千円とやや回復。
2月の子牛価格−148千円(▲28.4%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下基調で推移。10年4月に9カ月ぶ
りに20万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−62千円(▲30.2%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、ほぼ一貫して低下。
ハンバーガーの生産量、引き続き増加
ハンバーガーの生産量は、年々大きな伸びを続けているが、10年には、162,77
9万トン(前年比15%増)、一日当たり355万食が製造・販売された。(図15。数
字は、(社)日本ハンバーグ・ハンバーガー協会調べ。フィッシュ、チキンバー
ガー等を含む。)
牛肉の家計消費が伸び悩む中で、ハンバーガーに使用されるビーフパティの生
産量は、引き続き高い伸びを示している。その生産量をJAS格付け上級(牛肉10
0%)でみると、8年度はO157による集団食中毒等から、前年比8%増にとどまっ
たが、9年度に27%増、10年度(4〜1月)には前年同期比21%増と増加した。原
料の多くは豪州産加工用牛肉である。豪州からの冷凍牛肉の輸入量を、ロイン、
もも、ばら等以外の「その他」区分についてみると、10年度累計(4〜1月)では
前年同期比10.3%増となっており、牛肉輸入量全体の同2.9%増に比べ、大幅な伸
びとなっている。(図16)
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