8月−30,416トン(6.0%)
・7年以降、基調としては減少傾向であったが、10年6月から概ね前年同月を上回
って推移。
・11年度累計では、2.1%増。
・枝肉重量は、各品種ともわずかに増加傾向。
8月の和牛−46,678頭(2.6%)
乳牛−58,004頭(5.6%)
・和牛は、去勢は13カ月ぶりに前年同月を上回る。めすは、概ね前年並みで推移
してきたが、8月は3.9%増。11年度累計では、去勢は3.2%減、めすは1.1%減。
・乳牛は、去勢は10年6月以降概ね前年同月を上回って推移。めすは、ほぼ一貫
して前年同月を下回って推移し、8月は5カ月ぶりに前年同月を上回る。11年度
累計では、去勢は5.5%増、めすは1.6%減。
8月−56,379トン(▲0.7%)
・冷蔵品は22.4%上回る。冷凍品は17.3%下回る。
・11年度累計では、冷蔵品は2.1%増、冷凍品は12.3%減、合計で6.0%減。
輸入見込数量(事業団調べ)
8月の米国産−26,715トン(▲2.9%)
・冷蔵品は11.7%増。11年度累計では1.1%減
・冷凍品は11.0%減。11年度累計では7.4%減。
豪州産−27,183トン(2.2%)
・冷蔵品は29.8%増となり、11年度累計では5.5%増。
・冷凍品は25.7%減となり、11年度累計では19.9%減。
8月−88,094トン(▲2.2%)
・輸入品は、3.1%増となったが、11年度累計では輸入量の減少から4.3%減。
・国産品は、10.9%減となったが、11年度累計では3.2%増。
8月−270g/人(▲2.9%)
・9年12月以降は、消費支出が低迷する中で、概ね前年同月を下回って推移。
・11年度累計では、1.7%減。
8月−94,701トン(▲5.5%)
・国産品は10年4月以降、概ね前年同月を上回って推移し、8月は11.4%増の13,
735トン。
・輸入品は、80,966トン(▲7.9%)。
8月−974円/kg(▲12.3%)
・F1 価格が低下してきたことや、長引く消費不振の影響等から10年1月以降前
年同月を下回って推移。
8月のA5−2,388円/kg(▲1.9%)
・2カ月ぶりに前年同月を下回る。
A3−1,480円/kg(▲9.3%)
・15カ月連続で前年同月を下回る。A2は、10年1月以降、前年同月を下回って推
移。
8月の乳去勢B2−536円/kg(▲11.7%)
・消費低迷の中、需要が他品目へ移行していること等から、9年9月以降前年同月
を大幅に下回って推移してきたが、減少幅は縮小。
F1 去勢B3−1,156円/kg(▲13.3%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、15カ月連続で前年同月を下回
る。B2は、9年11月以降、前年同月を下回って推移。
8月の米国産冷蔵リブアイロール1,918円/kg(▲4.2%)
・1月以降、8カ月連続で前年同月を下回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−527円/kg(0.6%)
・10年8月以降13カ月ぶりに前年同月を上回る。
8月の頭数−18,916頭(0.5%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向で推移してきたが、
8月は3カ月連続で前年同月を上回る。
・11年度累計では、0.9%増。
8月の価格−374千円(2.2%)
・10年9月から12カ月連続で前年同月を上回る。
8月の子牛価格−51千円(▲30.5%)
・取引頭数はかなりの減少だが、枝肉価格の大幅低下等から、9年10月以降、前
年同月を下回って推移。10年4月に10万円を割り込み低下続く。
ヌレ子価格−15千円(30.5%)
・子牛価格の低下等から、前年同月を大幅に下回って推移してきたが、5月以降
は前年同月を上回る。2月以降は2万円台に回復したが、8月は1万5千円に低下。
8月の子牛価格−128千円(▲24.5%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下基調で推移。10年4月に9カ月ぶり
に20万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−57千円(▲16.5%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、ほぼ一貫して低下。11年2月以降4カ
月連続で回復したが、6月以降低下。
牛肉の消費構成割合、家計消費は39%
農林水産省畜産局は、10年次の食肉の消費構成割合を発表した。10年の牛肉の
消費構成割合は、家計消費が39%と引き続いて1ポイント低下し、加工仕向10%、
その他51%とそれぞれ1ポイント増加した(図15)。
この消費構成割合は、家計消費量、加工仕向量をそれぞれ推計し、推定出回り
量を分母として割合を算出したものである。消費形態別の算出方法は次のとおり。
(1)家計消費:1人当たり購入数量(家計調査報告)を国内人口(各年10月1日
現在、人口動態統計月報)で乗じて算出。
(2)加工仕向:(社)日本食肉加工協会への委託調査による。
牛肉の推定出回り量と家計消費量の推移をみると、7年度までは年々増加し、
8年度にはO157の影響で減少したが、増加率では推定出回り量が大きく、減少率
では家計消費量が大きくなっており(図16)、構成割合としては家計消費量が低
下している。実数では、7年度に1年1人当たり約3.6kgと最高となったが、8年度
に減少し、10年度には約3.2kgとなっている。
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