飼 料

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◇図1:配合飼料の生産量◇

7月− 1,901,681トン(▲1.5%)

・3ヵ月連続で前年同月を下回る。
・養鶏用は、成鶏用、ブロイラー用ともにわずかに上回る。
・養豚用は、肉豚用が0.6%、子豚用が2.5%下回るなど全体では2.2%下回る。
・乳牛用、肉牛用はともにやや下回る。


◇図2:とうもろこしの輸入価格◇

8月の輸入価格−13,009円/トン(▲27.2%)

・8月のシカゴ相場は、上旬に猛暑・乾燥と天候の悪化から高値をつけたが、そ
 の影響は小さいという米国農務省の発表から値を下げた。また、為替相場が円
 高で推移したこと等から、前年同月を大幅に下回る。

8月の輸入量−843,924トン(▲0.4%)

・米国産は760,652トン(25.2%)と前年同月を大幅に上回る。アルゼンチン産、
 中国産は大幅に下回る。


◇図3:配合飼料の価格動向◇

6月−33,623円/トン(▲12.8%)

・4〜6月期の配合飼料価格の切り下げ等から、引き続き前年同月を下回る。


トピックス

配合飼料価格、約1,100円/トン下げ


◇図4:副原料の輸入価格(CIF)◇

 全農は11年10〜12月期の配合飼料供給価格について、全国全畜種総平均トン当
たり約1,100円値下げすることを決定した(9月20日)。

 背景には、@米国のとうもろこしの生育が概ね順調に進展し、シカゴ相場が低
水準で推移していること、A副原料の大豆油かす等の価格が低水準で推移してい
ること、B為替が前期と比較して円高で推移していること等がある。

 これにより当該四半期の価格が、直前1年間の平均価格を下回ることから、引
き続き配合飼料価格安定制度による補てんは行われない。

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