トピックス/小売価格、国産ロース・東京がマイナスに
7月−32,156トン(0.2%)
・7年以降、基調としては減少傾向であったが、10年6月から概ね前年同月を上回
って推移。
・11年度累計では、1.2%増。
・枝肉重量は、各品種ともわずかに増加傾向。
7月の和牛−50,984頭(▲2.9%)
乳牛−58,985頭(▲1.3%)
・和牛は、去勢は12カ月連続で前年同月を下回る。めすは、概ね前年並みで推移
してきたが、7月は3.7%減。11年度累計では、去勢は4.2%減、めすは2.2%減。
・乳牛は、去勢は10年6月以降概ね前年同月を上回って推移。めすは、ほぼ一貫
して前年同月を下回って推移し、7月は4.6%減。11年度累計では、去勢は5.0
%増、めすは2.8%減。
7月−54,391トン(▲22.2%)
・冷蔵品は17.7%下回る。冷凍品は25.9%下回る。
・11年度累計では、7.2%減。うち冷蔵品は2.0%減、冷凍品は11.2%減。
輸入見込数量(事業団調べ)
7月の米国産−27,289トン(▲19.1%)
・冷蔵品は13.8%減。11年度累計では3.7%減
・冷凍品は22.4%減となったが、11年度累計では6.7%減。
豪州産−24,010トン(▲25.1%)
・冷蔵品は2カ月連続で前年同月を下回る。11年度累計では0.4%増。
・冷凍品は31.1%減少し、11年度累計では18.4%減。
7月−89,765トン(▲6.7%)
・輸入品は、輸入量の減少から18.7%減少。11年度累計では6.0%減。
・国産品は在庫の取り崩し等から25.6%増加し、11年度累計では7.6%増。
7月−260g/人(▲2.9%)
・9年12月以降は、消費支出が低迷する中で、概ね前年同月を下回って推移。
・11年度累計では、1.4%減。
7月−96,051(▲8.4%)
・国産品は10年4月以降前年同月を上回って推移してきたが、7月は前年が高水準
であったことから前年同月では22.5%の減少、13,833トン。
・輸入品は、82,218トン(▲5.5%)。
7月−998円/kg(▲7.2%)
・F1 価格が低下してきたことや、長引く消費不振の影響等から10年1月以降前
年同月を下回って推移。
7月のA5−2,458円/kg(1.1%)
・3カ月ぶりに前年同月を上回る。
A3−1,497円/kg(▲6.7%)
・14カ月連続で前年同月を下回る。A2は、10年1月以降、前年同月を下回って推
移。
7月の乳去勢B2−577円/kg(▲3.2%)
・消費低迷の中、需要が他品目へ移行していること等から、9年9月以降前年同月
を大幅に下回って推移してきたが、減少幅は縮小。
F1 去勢B3−1,149円/kg(▲14.6%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、14カ月連続で前年同月を下回
る。B2は、9年11月以降、前年同月を下回って推移。
7月の米国産冷蔵リブアイロール1,862円/kg(▲4.0%)
・1月以降、7カ月連続で前年同月を下回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−540円/kg(▲0.7%)
・10年8月以降12カ月連続で前年同月を下回る。
7月の頭数−32,203頭(2.8%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向。7月は2カ月連続
で前年同月を上回る。
・11年度累計では、1.0%増。
7月の価格−366千円(2.0%)
・10年9月から11カ月連続で前年同月を上回る。
7月の子牛価格−53千円(▲33.8%)
・取引頭数はかなりの減少だが、枝肉価格の大幅低下等から、9年9月以降、前年
同月を下回って推移。10年4月に10万円を割り込み低下続いたが、下げ止まり
傾向。
ヌレ子価格−20千円(25.5%)
・子牛価格の低下等から、前年同月を大幅に下回って推移してきた。10年8月に
1万1千円まで低下したが、2月以降は概ね2万円台で推移。5月以降は前年同月
を上回る。
7月の子牛価格−127千円(▲28.2%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下基調で推移。10年4月に9カ月ぶり
に20万円を割り込み、低下続く。
ヌレ子価格−63千円(▲19.1%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、ほぼ一貫して低下。11年2月以降4
カ月連続で回復したが、6、7月と低下。
小売価格、国産ロース・東京がマイナスに
国産枝肉の卸売価格は、規格ごとに差はあるものの、概ね7から8年度に上昇を
始めた。10年度に入って低下に転じ、11年度も引き続いて前年を下回って推移し
ている。一方、牛肉の小売価格を総務庁「小売物価統計調査報告」で見ると、国
産牛肉(かた)は枝肉価格と同様の動きを示したが、国産牛肉(ロース)は9年
度に入ってから上昇し、10年度には卸売価格の低下にもかかわらず高値で推移し、
やや遅れ気味の動きを示している。(東京、図15)
小売価格を、当事業団調べの「特売価格」で見てみたのが図16である。この
「特売価格」の方が、枝肉価格の7年度の上昇、10年度の低下をより反映した動
きとなっているようであるが、やはりサーロインの方がやや遅れ気味の動きを示
しているようである。
利益商品はロースということであろうか。
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