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トピックス／新製品の発売等から大きく伸びるマスカルポーネ、モツァレラ等のフレッシュ系
7月−719,394トン （▲2.2％）
・北海道は前年同月を0.7％、都府県は経産牛飼養頭数の減少もあって3.4％下回
る。全国では9年4月以降、概ね前年同月を下回って推移。
北海道：７月−27.6kg （▲1.1％）
都府県：７月−25.6kg（0.0％）
８月−25.0kg（1.2％、速報値）
・北海道は、10年9月以降伸びが鈍化し、11月以降は概ね前年同月をわずかに下
回って推移。
・都府県は、10年度は概ね前年並みで推移。11年度は6月まで前年同月をわずか
に下回るが、7月は前年並み。
7月−420,443 トン（▲5.8％）
・9年10月以降、ほぼ前年同月を下回って推移。
・飲用牛乳の生産が減少傾向である一方、はっ酵乳等の生産は引き続き増加傾向。
飲用牛乳のうち加工乳は、９年11月以降前年同月を下回って推移し、７月は68,
472kl（▲6.2％）。
7月−333,559kl（▲4.7％）
・9年10月以降、前年同月を下回って推移し、7月もやや下回る。
７月−乳飲料 112,236kl（1.7％）
はっ酵乳 65,479kl（6.0％）
・消費者の健康志向、メーカーの積極的な商品開発等を背景に、両アイテムとも
10年度まで概ね前年を上回って推移。
・乳飲料は、10年度以降伸びが鈍化し、7月はわずかな伸びとなる。
・はっ酵乳は、10年10月以降2ケタの伸びが続いたが、7月は前月に続き1ケタの
伸びとなる。
7月−290,111トン（3.5％）
・6月は5カ月ぶりに前年同月をわずかに下回ったが、7月はわずかに上回る。
・チーズ生産量は10,098トン（▲2.7％）と前年同月をわずかに下回ったが、うち
直接消費用ナチュラルチーズは1,269トン（7.5％）とかなりの伸び。
・生クリーム等生産拡大促進事業の効果等から伸びてきたクリームは、7月は6,1
28トン（▲0.7％）と6カ月ぶりに前年同月を下回る。
7月の生産量−16,990トン（2.7％）
・10年９月以降、脱脂濃縮乳仕向けの急増等から概ね前年同月を下回って推移し
たが、7月はわずかに上回る。
・推定出回り量は19,900トン（▲5.1％）。推定期末在庫量は、47,900トン（▲22
.7％）と前年同月を大幅に下回る。
・事業団は、11年度カレントアクセス分の脱脂粉乳のうち8,046.85トンについて、
7月15日に売渡入札を実施し、全量落札。
7月−13,642円／25kg（▲0.5％）
・9年4月以降、ゆるやかな値下がり傾向。
・11年６月まで５カ月連続で同価格。７月は１円下げて安定指標価格（13,090円
／25kg）を4.2％上回る。
7月の生産量−7,173トン（▲1.5％）
・7月は3ヵ月連続で前年同月を下回る。
・推定出回り量は6,300トン（▲1.2％）。推定期末在庫量は37,200トン（15.8％）
と前年同月を大幅に上回る。
7月−979円／kg（▲1.2％）
・在庫量の増加を反映し、緩やかな値下がり傾向。
・7月は4円下げ、5カ月連続の下げとなる。
新製品の発売等から大きく伸びるマスカルポーネ、モツァレラ等のフレッシュ系
農水省が8月17日に公表した「平成10年度国産ナチュラルチーズの種類別製造
量」によると、10年度の製造量は全体で34,630トン（1.6％）とわずかに増加した。
このうち全体の7割弱を占め、主にプロセスチーズ原料用となるセミハード・
ハード系はゴーダ、チェダー及びエダムの合計で23,057トン（▲1.7％）とわずか
に減少した。
ソフト系では、毎年着実に増加しているカマンベールが3,660トン（20.9％）と
大幅に、前年度やや低調であったブルーも35トン（9.4％）とかなり増加している
（図11）。
フレッシュ系は、クリーム、カッテージ、クワルク、モツァレラ及びマスカル
ポーネの合計で6,002トン（3.6％）とやや増加した。このうち近年減少傾向にあ
ったクリームは、10年度も1,168トン（▲32.1％）と大きく減少した。その他につ
いては新製品の発売等もあり、特にマスカルポーネが231トン（696.6％）と飛躍
的に伸びたのをはじめ、モツァレラが703トン（61.6％）、クワルクが2,954トン
（9.2％）、カッテージが946トン（4.3％）といずれも伸びている（図12）。
（巻末資料参照）
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