1〜3月−623,133トン(▲1.0%)
・卸売価格の下落等から、減少傾向にあったが、3月は12カ月ぶりに前年同月を
わずかに上回る。10年度累計は、2,520,581トン(▲1.9%)。
・今後の生産指標となる6月のえ付け羽数は9,211千羽(0.6%)と前年同月をわず
かに上回る。農林水産省統計情報部のひな出荷見通しでは、前年同月比で、11
年7月5%、8月1%、9月は▲9%。(7月上旬聞き取り)
6月−9,113トン(18.8%、殻付き換算)
・卵黄液、乾燥卵白等の増加から、3カ月連続で前年同月を上回る。
6月−168円/kg(22.6%)
・前年同月が低水準だったことや、生産が減少傾向であること等から引き続き、
前年同月を大幅に上回る。
・標準取引価格162.42円/kgで、5カ月ぶりに6円/kgの補てん。
7月−165円/kg(28.9%)
・猛暑の影響等から生産が減少しているとみられ、引き続き大幅に上回る。
・標準取引価格162.25円/kgで、2カ月連続で6円/kgの補てん。
サルモネラ菌属による食中毒は減少傾向
近年増加しているサルモネラエンテリティディス等による卵類及び加工品の食
中毒を防ぐため、食品衛生法施行規則及び食品、添加物等の規格基準の一部改正
が、本年11月1日に施行される。食中毒発生総件数は年々増加しており、原因食
品の判明している食中毒のうち卵類及び加工品による食中毒件数も、徐々に増加
傾向にある(表、厚生省「食中毒統計」)。
業界では改正に先立ち、昨年の7月から日付表示等の自主的な取り組みを進め
ており、11年のサルモネラ菌属による食中毒は減少傾向にある(図4)。
生産から消費までの正しい管理により、2次感染を含め、サルモネラ菌属によ
る食中毒は今後とも減少していくものと思われる。
表 食中毒の原因食品別発生状況
資料:厚生省「食中毒統計」
注:平成10年は速報値
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