1月−76,255トン(1.1%)
・と畜頭数の増加等から前年同月をやや上回る。
・と畜頭数は、1,405千頭(0.6%)。
11年度の累計では、1.5%減少。
・平均枝肉重量(全国平均)は、77.5kg/頭(0.6%)と前年同月を上回る。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」(平成12年2月29日公表)
1月−56,380トン(45.6%)
・冷蔵品は12,983トン(25.3%)と前年同月を大幅に上回る。11年度累計では
19.9%増。
・冷凍品は43,395トン(53.0%)と前年同月を大幅に上回る。11年度累計では
13.9%増。
輸入見込数量(農畜産業振興事業団調べ)
1月の米国産−14,004トン(16.4%)
・冷蔵品は、8,324トン(15.8%)と6カ月連続で前年同月を上回る。
・冷凍品は、5,680トン(17.8%)と2カ月連続で前年同月を上回る。
デンマーク産−20,520トン(268.8%)
・7月以来6カ月ぶりに2万トンを超えた。
・冷凍品全体に占める割合は47.2%。
1月−116,085トン(0.3%)
・11年度累計では、1.9%増加。
・国産品は、75,917トン(4.8%)
・輸入品は、40,168トン(▲7.2%)と、7カ月ぶりで前年同月を下回る。
1月−393g/人(▲1.4%)
・3カ月ぶりに前年同月を下回る。
・11年度累計では1.4%増。
12月の加工仕向肉量−37,110トン(▲0.5%)
・国産品は、9,463トン(▲10.0%)と16カ月連続で前年同月を下回る。輸入品は、
27,647トン(3.2%)と11カ月連続で前年同月を上回る。
1月−79,793トン(9.6%)
・輸入品在庫は、前月より1万4千トン増加し、63,243トン(14.2%)。4カ月ぶり
に前年同月を上回る。
・国産品在庫は、6カ月ぶりに前年同月を下回る。
1月−374円/kg(▲0.8%)
・12月から調整保管が実施され、1月に買上げ市場を拡大して調整保管を継続し
て実施したが、引き続き低迷を続けた。
2月(速報値)−425円/kg(2.9%)
・2月に入り、出荷頭数の減少頭から回復傾向が顕著となり、13日以降買入れを
停止。
1月 冷凍品「うで」−349円(▲14.0%)
同 「もも」−386円(▲7.2%)
・うでは、10年10月を除くと、10年3月以降前年同月を下回って推移。
・ももは、8年10月以降、前年同月を下回って推移。
1月 米国産「ロース」−600円/kg(▲5.7%)
・9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・米国産ヒレは、12月に27カ月ぶりに前年同月を上回り、1月も0.1%上回る。
1月 デンマーク産「ばら」−492円/kg(▲2.4%)
・9年11月以降、前年同月を下回って推移。
・冷凍品は、ほとんどの品目で前年同月を下回って推移。
豚肉の調整保管の実施について
農畜産業振興事業団は、豚肉価格安定緊急対策事業実施要領(平成11年12月7
日付け農林水産省畜産局長通達)に基づき、豚肉卸売価格の低迷に対処、価格の
安定を図るため豚肉価格安定緊急対策事業助成実施要綱を制定、国産豚肉の調整
保管事業(市場等における買い上げ保管)に助成することとした。
この事業は、事業主体である生産者団体等が、卸売市場等で国産豚肉を買い入
れて保管し豚肉価格の安定を図るものである。
調整保管事業における保管計画数量56,000頭に対して、平成11年12月中旬から
12年2月中旬までの間に、東京市場などで1万4千頭弱の買入れが行われた。
豚価は(枝肉の卸売価格・東京市場、上規格)は、12月の上旬には、安定基準
価格を下回る水準で推移していたが、調整保管事業による買い入れ実施後は、お
おむね安定基準価格水準で推移し、2月に入ってからは回復傾向を示した(図11)。
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