9月−69,128トン(▲1.7%)
・と畜頭数は前月並みだが、前年同月に比べわずかに減少し1,330千頭(▲2.6%)。
年度累計では7,940千頭(▲2.0%)。
・平均枝肉重量(全国平均)は、3カ月ぶりに前年同月を上回り74.3kg/頭(0.9%)。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」(平成12年10月31日公表)
9月−49,687トン(7.2%)
・冷蔵品は14,380トン(▲9.4%)と、前年同月をかなり下回る。12年度累計では
5.9%増。
・冷凍品は35,247トン(15.5%)とデンマーク産の増加から、前年同月をかなり
上回る。12年度累計では11.3%減。
9月の米国産−12,986トン(▲8.6%)
・冷蔵品は9,757トン(▲2.8%)、冷凍品は、3,210トン(▲23.0%)とともに5
カ月ぶりに下回る。12年度累計では7.2%増。
デンマーク産−18,012トン(68.3%)
・2カ月連続で前年同月を大幅に上回る。12年度累計では14.5%減。
・韓国産の代替とし、特に冷凍品についてEUを中心に、オランダ1,177トン(30
.9%)、フランス2,084トン(124.6%)等が大幅に増加。
9月−123,969トン(▲1.3%)
・国産品は、69,879トン(▲2.5%)とわずかに減少。12年度累計では417,973ト
ン(▲2.2%)とわずかに減少。
・輸入品は、54,090トン(0.2%)と前年同月並み。12年度累計では325,948トン
(1.4%)とわずかに増加。
・合計では12年度累計で743,921トン(▲0.7%)とわずかに減少。
9月−403g/人(1.3%)
・1人当たりの金額は引き続き下回っているものの、数量は3カ月連続で前年同月
をわずかに上回る。
8月の加工仕向肉量−34,135トン(3.3%)
・輸入品の増加から前年同月をやや上回る。12年度累計では171,574トン(0.4%)
と前年同期並み。
・国内物は、8,586トン(▲1.9%)と引き続き減少傾向で推移。輸入物は、25,
549トン(5.2%)と引き続き増加傾向で推移。
9月−93,615トン(11.6%)
・輸入品在庫は、4月以降7万トン台で推移し、9月は75,549トン(13.2%)。
・国産品在庫は、月ごとに見ると5月をピークに減少傾向で推移しているが9月は
18,066トン(5.4%)と3カ月連続で前年同月を上回る。
・合計では、93,615トン(11.6%)と前月に比べ5千トン程度減少したものの2カ
月連続で上回る。
9月−465円/kg(▲7.6%)
・生産量の減少にもかかわらず、2カ月連続で前年同月を下回る。
10月−384円/kg(0.0%)
・さらに低下したが、前年同月並みとなった。
9月 冷凍品「うで」−375円(▲5.3%)
同 「もも」−425円(▲3.0%)
・うでは、10年3月以降、10年10月を除き、前年同月を下回って推移。
・ももは、8年10月以降、12年4月を除き、前年同月を下回って推移。
9月 米国産「ロース」−642円/kg(▲1.1%)
・9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・豚肉の冷蔵品ヒレ、かたロース、ばらは前年同月を上回る。
9月 デンマーク産「ばら」−493円/kg(3.4%)
・9年11月以降、前年同月を下回って推移していたが、8カ月連続で前年同月を上
回る。
調整保管、2年度連続で実施
農畜産業振興事業団は、豚肉価格安定緊急対策事業実施要領(平成11年12
月7日付け農林水産省畜産局長通知)に基づき、豚肉卸売価格の低迷に対処し、
価格の回復を図るため、国産豚肉の調整保管事業(市場等における買い上げ保管)
に対し、助成することとした。11年度に引き続いての実施となる。
この事業は事業主体である全国農業協同組合連合会、日本ハム・ソーセージ工
業協同組合等が、中央卸売市場等で国産豚肉を買い入れて保管し、市場から一時
的に過剰な豚肉を隔離することによって、豚肉の価格の回復を図るものである。
保管数量は、10万5千頭以内とされている(11年度計画頭数5万6千頭以内、実
施頭数約1万4千頭)。
保管の対象となる省令規格の豚肉の卸売価格は、東京市場では、10月18日以降
19日を除き、12年度の安定基準価格である365円/kgを下回って推移していたが、
調整保管が実施されることとなった10月30日以降は、徐々に回復傾向を見せ始め
ている。
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