11月−37,390トン(7.0%)
・7年以降、基調としては減少傾向であったが、10年6月からおおむね前年同月
を上回って推移。
・11年度累計では、2.7%増。
・枝肉重量は、各品種ともほぼ前年並み。
11月の和牛−61,890頭(6.1%)
乳牛−66,790頭(7.1%)
・和牛のうち、去勢は3カ月ぶりに、めすは4カ月連続で、前年同月を上回った。
11年度累計では、去勢は1.8%減、めすは0.6%増。
・乳牛のうち、去勢は10年6月以降おおむね前年同月を上回って推移。めすは、
ほぼ一貫して前年同月を下回って推移してきたが、11月は7.1%増。11年度累計
では、去勢は4.6%増、めすは0.1%減。
11月−59,277トン(▲6.2%)
・冷蔵品は12.9%上回る。冷凍品は20.3%下回る。
・11年度累計では、冷蔵品は4.6%増、冷凍品は8.5%減、合計で2.6%減。
輸入見込数量(事業団調べ)
11月の米国産−28,705トン(▲5.4%)
・冷蔵品は22.1%増。11年度累計では4.8%増。
・冷凍品は18.4%減。11年度累計では5.4%減。
豪州産−28,070トン(▲7.9%)
・冷蔵品は7.4%増となり、11年度累計では4.8%増。
・冷凍品は26.5%減となり、11年度累計では15.1%減。
11月−92,069トン(▲3.8%)
・輸入品は、6.5%増となったが、11年度累計では2.9%減。
・国産品は、前年が高水準であったことから17.9%減となったが、11年度累計で
は1.2%増。
11月−254g/人(▲0.7%)
・9年12月以降は、消費支出が低迷する中で、おおむね前年同月を下回って推移。
・11年度累計では、0.6%減。
11月−103,140トン(7.4%)
・国産品は11年4月以降、おおむね前年同月を上回って推移。11月は生産量の増
加等から53.4%増の18,996トン。
・輸入品は、84,144トン(0.6%)。
11月−1,045円/kg(0.4%)
・長引く消費不振の影響等から10年1月以降前年同月を下回って推移していたが、
10月に22カ月ぶりに上回り、11月は前年並み。
11月のA5−2,376円/kg(▲2.7%)
・3カ月ぶりに前年同月を下回る。
A3−1,532円/kg(▲4.9%)
・18カ月連続で前年同月を下回る。A2は、10年1月以降、前年同月を下回って推
移したが、10月、11月と前年同月を上回る。
11月の乳去勢B2−653円/kg(11.1%)
・10月に26カ月ぶりに前年同月を上回った。11月は引続き上回る。
F1 去勢B3−1,207円/kg(▲3.4%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、18カ月連続で前年同月を下回
る。B2は、11年9月以降3カ月連続で前年同月を上回る。
11月の米国産冷蔵リブアイロール1,845円/kg(▲1.9%)
・1月以降、11カ月連続で前年同月を下回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−495円/kg(0.4%)
・ほぼ一貫して前年同月を下回って推移してきたが、11月は0.4%増。
11月の頭数−31,414頭(▲0.9%)
・母牛頭数の減少等から、基調としては前年同月比で減少傾向で推移。
・11年度累計では、前年並み。
11月の価格−391千円(3.1%)
・10年9月以降、ほぼ前年を上回って推移。
10月の子牛価格−70千円(▲4.6%)
・取引頭数はかなり減少しているが、枝肉価格が低水準で推移していること等か
ら、9年10月以降、前年同月を下回って推移。
ヌレ子価格−22千円(22.6%)
・7カ月連続で前年同月を上回り、4カ月ぶりに2万円を超えた。
11月の子牛価格−136千円(▲13.1%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低水準で推移。10年4月に20万円を割
り込み、低下基調で推移していたが、9月を底に2カ月連続で上昇。
ヌレ子価格−59千円(2.1%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、低水準で推移。23カ月ぶりに前年同
月を上回った。
F 1 の取引頭数は引き続き増加傾向
F 1 去勢B3規格の枝肉価格は10年4月以降一貫して前年同月を下回って推移し
ている。これは全般的に消費が低迷していることに加え、取引頭数が増加してい
ることも一因と見られる。
F 1 去勢の枝肉取引頭数( 10 中央卸売市場計)を見てみると、引き続き増加
傾向にあり、11月は前年同月を26.5%と大幅に上回っている(図15)。
またF 1 の子牛及び初生牛の取引頭数(農畜産業振興事業団調べ)は、前年を
上回る水準で推移しており、引き続きF 1 枝肉の出荷は増加基調で推移するもの
とみられる。
しかし、乳用牛への黒毛和種の交配頭数は10年10〜12月、11年1〜3月と前年
割れで推移しており(図16)、280日の妊娠期間を考慮すると、初生牛の取引頭
数の減としてそろそろ数字として現れてくるものと思われる。
元のページに戻る
月報「畜産の情報(国内編)の目次に戻る