3月−748,154トン (1.6%)
・北海道、都府県とも1頭1日当たり平均泌乳量が前年同月を上回って推移してい
ること等から、北海道は2.7%、都府県は0.8%といずれも上回る。全国では5
カ月連続で上回る。
・11年度累計では8,514,079トン(▲0.4%)。
北海道:3月−26.8kg(1.5%)
都府県:3月−27.4kg(3.8%)
4月−27.7kg(4.9%、速報値)
・北海道は、5カ月連続で前年同月をわずかに上回る。
・都府県は、11年8月以降前年同月を上回り、4月の速報値でも同様の傾向。
3月−393,897トン(▲1.9%)
・10年11月以降、前年同月をほぼ下回って推移。
・11年度累計では4,938,766トン(▲1.7%)。
・飲用牛乳の生産が減少傾向である一方、乳飲料の生産は引き続き増加傾向。飲
用牛乳のうち加工乳は、9年11月以降前年同月を下回って推移し、3月は60,419kl
(▲3.1%)。
3月−304,159kl(▲2.6%)
・9年10月以降、おおむね前年同月を下回って推移。
・11年度累計では3,883,548kl(▲2.2%)。
3月−乳飲料 101,970kl(3.2%)
はっ酵乳 60,716kl(▲9.3%)
・消費者の健康志向、メーカーの積極的な新商品投入等を背景に、両アイテムと
も前年を上回って推移してきた。
・乳飲料は、3月は伸びが鈍化。11年度累計では1,282,109kl(7.0%)。
・はっ酵乳は、11年10月以降伸びが1ケタに鈍化し、3月は2年1カ月ぶりに前年同
月を下回る。11年度累計では717,103kl(6.5%)。
3月−345,901トン (6.1%)
・5カ月連続で前年同月を上回り、11年度累計では3,472,927トン(1.6%)。
・チーズ生産量は11,732トン(9.2%)、11年度累計では1.8%増。うち直接消費
用ナチュラルチーズは1,443トン(6.5%)、11年度累計では7.8%増。
・クリーム生産量は、生クリーム等生産拡大促進事業による仕向け量の増加から
伸びてきたが、11年度は累計で0.8%減少した。
3月の生産量−21,048トン(5.3%)
・4カ月連続で前年同月を上回る。11年度累計では196,556トン(▲0.8%)。
・3月の推定出回り量は17,100トン(▲9.5%)。
・年度末の推定期末在庫量は44,600トン(▲5.2%)、2.4カ月分と前年をやや下
回る。
・第4回パイロット市場(3/22)で11年度カレントアクセス分の残り1,001.9ト
ン全量が落札決定(うち約540トンは4月に名義変更)。
3月−13,640円/ 25kg (0.0%)
・9年4月以降、ゆるやかな値下がり傾向。
・11年度は、7月に1円、9月に2円下げ、以降7カ月連続同価格で、安定指標価格
(13,090円/25kg)を4.2%上回る。
3月の生産量−9,966トン (16.5%)
・5カ月連続で前年同月を上回る。11年度累計では89,561トン(1.6%)。
・推定出回り量は8,300トン(15.8%)と前年同月をかなり大きく上回る。
・年度末の推定期末在庫量は38,200トン(19.5%)、5.6カ月分と前年を大幅に上
回る。
3月−960円/kg(▲2.8%)
・在庫量の増加を反映し、値下がり傾向。
・11年度は、10月を除き各月1円から5円下げ、計26円の下げとなった。
若い世代を中心にカルシウム不足
厚生省が公表した「平成10年国民栄養調査結果の概要」によると、日本人1人
1日当たりのカルシウム摂取量は568ミリグラムで依然として所要量を下回り、
充足率(栄養素等摂取量/平均栄養所要量)でも93%と9年を2ポイント下回った。
一方、エネルギー及びカルシウムを除くたんぱく質等の栄養素の摂取量は、所
要量以上となっている(図11)。
カルシウムの所要量と充足率を、年齢階層別に見ると、男女とも所要量が最大
となる10代後半から40代にかけて不足が目立ち、特に10代後半の若い女性では充
足率73%と大きく不足している。また、70歳以上の女性でも91%と不足している
(図12)。
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