12月−82,998トン(▲2.6%)
・と畜頭数の減少等から前年同月をやや下回る。
・と畜頭数は、1,555千頭(▲2.3%)。
11年度の累計では、1.8%減少。
・平均枝肉重量(全国平均)は、76.2kg/頭(▲0.3)と前年同月を下回る。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」(平成12年1月31日公表)
12月−50,716トン(15.0%、SG算定ベース)
・5カ月ぶりで5万トン台に増加し、3カ月ぶりに前年同月を上回る。
・冷蔵品は11年度(4〜11月)累計で121,406トン(19.7%)と、米国、韓国等の
増加から前年同期をかなり上回る。
・冷凍品は同303,669トン(10.0%)
輸入見込数量(農畜産業振興事業団調べ)
11年度(4〜11月)米国産−116,582トン(0.6%)
・冷蔵品は、11年4月以降8千から1万トン台で推移し、11年度累計では78,971
トン(11.9%)。冷蔵品全体の65%を占める。
デンマーク産−126,232トン(23.2%)
・4〜7月に高水準となった。冷凍品全体に占める割合は41.5%。
11年度(4〜11月)−1,018,984トン(2.3%)
・国産品は、生産量の減少から11年度累計で584,188トン(▲1.5%)
・輸入品は、同434,795トン(7.8%)
12月−442g/人(3.0%)
・2カ月連続で前年同月を上回る。
11月の加工仕向肉量−38,896トン(4.6%)
・国産品は、10,067トン(▲5.6%)と15カ月連続で前年同月を下回る。輸入品は、
28,829トン(8.7%)。
12月−63,244トン(▲15.0%)
・輸入品在庫は、47,031トン(▲21.5%)
と7月の8万4千トンをピークに減少。3カ月連続で前年同月を下回る。
・国産品在庫は、5カ月連続で前年同月を大幅に上回る。
12月−370円/kg(▲11.1%)
・13日から調整保管の実施が決まり全農が買い入れを行ったが、引き続き低迷を
続けた。
1月(速報値)−374円/kg(▲0.8%)
・買上げ市場を拡大して調整保管を継続して実施したが、引き続き低迷を続けた。
12月 冷凍品「うで」−371円(▲9.7%)
同 「もも」−399円(▲5.5%)
・うでは、10年10月を除くと、10年3月以降前年同月を下回って推移。
・ももは、8年10月以降、前年同月を下回って推移。
11月 米国産「ロース」−601円/kg(5.5%)
・ 9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・米国産ヒレも9年10月以降前年同月を下回って推移したが、12月は27カ月ぶり
に前年同月を上回る。
11月デンマーク産「ばら」−494円/kg(▲3.3%)
・9年11月以降、前年同月を下回って推移。
・冷凍品は、かたロース、うで、ももも前年同月を下回って推移。
部分肉の仲間相場を見る
豚肉の価格は季節的に変動する。冬の寒い期間の分娩頭数が少ないことから、
その6カ月後の7月頃の出荷頭数が最も少なく、逆に、気候の良い5月頃の分娩
頭数が多いことから12月頃の出荷頭数が多くなる。また、夏の酷暑や冬場の厳冬
には増体が遅くなる。こういったことから、秋以降には出荷頭数が増え、価格は
顕著に低下する。
国産の豚肉部分肉の価格を見ると(図11)、季節変動を伴って、冷蔵のロース
とばらは、フルセットと同様に季節的な変動を伴って、極めて似通った動きをし
ているのが分かる。冷凍のロースとばらは季節変動が弱まっている。
一方、輸入豚肉を見ると(図12)、大きくは基準輸入価格の変化をベースに、
冷蔵ロース、冷蔵ばらは国産と同様に季節変動を伴い、冷凍ロースも季節変動を
見ることができる。しかし、主として加工用とされる冷凍バラ、冷凍うで等は輸
入量の増加によりなだらかに低下している。
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