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トピックス/牛乳・乳製品の10年度国内消費仕向け量は、前年をわずかに下回る
12月−708,671トン (1.1%)
・北海道、都府県とも1頭1日当たり平均泌乳量が前年同月を上回って推移してい
ること等から、北海道は2.7%増、都府県は前年並み(▲0.1%)となった。全
国では前月に続き前年同月をわずかに上回った。
・11年度累計では1.4%減。
北海道:12月−26.1kg(2.0%)
都府県:12月−26.8kg(3.5%)
1月−27.2kg(4.2%、速報値)
・北海道は、前月に続き前年同月をわずかに上回る。
・都府県は、11年8月以降前年同月を上回り、1月の速報値でも増加傾向。
12月−393,862トン(0.0%)
・10年11月以降前年同月を下回って推移したが、12月は前年並みとなる。
・11年度累計では2.0%減。
・飲用牛乳の生産が減少傾向である一方、はっ酵乳等の生産は引き続き増加傾向。
飲用牛乳のうち加工乳は、9年11月以降前年同月を下回って推移し、12月は
60,254kl(▲4.8%)。
12月−309,447kl(▲2.3%)
・9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・11年度累計では2.6%減。
12月−乳飲料 99,929kl(8.5%)
はっ酵乳 50,399kl(4.2%)
・消費者の健康志向、メーカーの積極的な新商品投入等を背景に、両アイテムと
も前年を上回って推移。
・乳飲料は10年度以降伸びが鈍化したが、11年8月以降はかなりの伸び。11年度
累計では6.5%増。
・10年度にかなり大きなの伸びで推移したはっ酵乳は、11年10月以降伸びが1ケ
タ台に鈍化。11年度累計では9.4%増。
12月−306,810トン (2.7%)
・前月に続き前年同月をわずかに上回る。11年度累計では0.5%減。
・チーズ生産量は、12月は11,081トン(3.6%)。うち直接消費用ナチュラルチ
ーズは1,479トン(23.1%)と大幅な伸び。
・生クリーム等生産拡大促進事業の効果等から伸びてきたクリームは、12月は
7,573トン(▲2.5%)と3カ月連続で前年同月を下回る。
12月の生産量−17,928トン(5.0%)
・12月は5カ月ぶりに前年同月を上回ったが、11年度累計では生乳生産の低迷や
脱脂濃縮乳仕向けの増加等から4.8%減。
・12月の推定出回り量は17,900トン(▲1.3%)。
・推定期末在庫量は前月より3,500トン増加し、34,200トン(▲21.2%)。
・11年度カレントアクセス分の残り6,000トンのうち12月は3,473トン(10・11月
2,493トン)を買入れ。12月末の事業団在庫は3,700トン。
12月−13,640円/ 25kg (▲0.2%)
・9年4月以降、ゆるやかな値下がり傾向。
・11年度は、7月に1円、9月に2円下げ、以降4カ月連続同価格で、安定指標価格
(13,090円/25kg)を4.2%上回る。
12月の生産量−7,723トン (8.6%)
・前月に続き前年同月を上回る。11年度累計では4.3%減。
・推定出回り量は9,800トン(▲2.2%)と3カ月ぶりに前年同月を下回る。11年度
累計では1.6%減。
・推定期末在庫量は11年8月をピークに減少しているが、12月は29,000トン
(17.4%)と引き続き前年同月を大幅に上回る。
12月−969円/kg(▲2.0%)
・在庫量の増加を反映し、緩やかな値下がり傾向。
・11年度は9月まで6カ月連続で下げ、その後11月に1円、12月は5円の下げと
なる。
牛乳・乳製品の10年度国内消費仕向け量は、前年をわずかに下回る
農林水産大臣官房調査課は平成11年12月に「平成10年度食料需給表(速報)」
を公表した。
10年度の牛乳・乳製品の国内消費仕向け(生乳ベース、飼料用を除く)を見る
と、乳製品向けは6,890千トン(0.3%)と前年並み、飲用向けは5,025千トン(▲
1.9%)と減少し、牛乳・乳製品全体では12,018千トン(▲0.7%)とわずかに減
少した(乳製品向けの約5割は輸入)(図11)。
国民1人・1年当たりで見ると、飲用向けが39.3kgと10年間で0.5kg(1.3%)減
少したのに対し、乳製品向けは52.8kgと12.3kg(30.4%)増加し、全体では92.3kg
で11.7kg(14.5%)増となっている。
また、主な乳製品(製品ベース)では、バターが0.7kgで10年間増減なしであ
るのに対し、脱脂粉乳は1.8kgで2割増、チーズは1.7kgで5割以上の増加となって
いる(図12)。
牛乳・乳製品の自給率(国内生産量/国内消費仕向け量×100(重量ベース))
は、10年間では平成4年度の81%をピークに低下しており、10年度は71%と前年
並みとなった(図11)。
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