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トピックス/「黒豚」表示について、食肉及びハム・ソーセージ類公正競争規約を一部変更
2月−72,693トン(▲0.3%)
・と畜頭数は1,375千頭(1.1%)とわずかに増加したものの、枝肉重量の低下か
ら前年同月並み。
・11年度累計では1.2%減少。
・平均枝肉重量(全国平均)は、75.5kg/頭(▲1.4%)と前年同月を下回る。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」(平成12年4月3日公表)
2月−58,212トン(53.7%)
・冷蔵品は14,438トン(32.0%)と前年同月を大幅に上回る。11年度累計では
20.9%増。
・冷凍品は43,759トン(62.5%)と前年同月を大幅に上回る。11年度累計では
17.5%増。
・12年度第一四半期のSG発動基準数量が162,590トンと前年同期比31.6%減とな
ることから1,2月と前倒しで輸入量が増加。
輸入見込数量(農畜産業振興事業団調べ)
2月の米国産−14,767トン(26.1%)
・冷蔵品は、9,124トン(25.3%)と7カ月連続で前年同月を上回る。
・冷凍品は、5,642トン(27.3%)と3カ月連続で前年同月を上回る。
デンマーク産−22,505トン(177.2%)
・2カ月連続で2万トンを超える。
・冷凍品全体に占める割合は51.4%とシェア増。
2月−113,386トン(3.4%)
・11年度累計では、輸入品の増加から2.0%増加。
・国産品は、72,293トン(▲1.7%)
・輸入品は、41,093トン(13.8%)とかなり増加。
2月−419g/人(2.4%)
・11年9,10月、12年1月に前年同月を下回り、最近は伸び悩む。
・11年度累計では1.5%増。
1月の加工仕向肉量−25,444トン(2.9%)
・国産品は、6,881トン(▲5.0%)と17カ月連続で前年同月を下回る。輸入品は、
18,563トン(6.2%)と12カ月連続で前年同月を上回る。
2月−97,312トン(31.6%)
・輸入品在庫は、前月より1万7千トン増加し、80,362トン(40.6%)と2カ月連続
で前年同月を上回る。
・国産品在庫は、前月より400トン増加し、16,950トン(1.0%)。
2月−425円/kg(2.9%)
・12月から調整保管が実施され、1月に買上げ市場を拡大して調整保管を2月も継
続して実施。2月に入り、出荷頭数の減少等から回復傾向が顕著となった。
3月(速報値)−445円/kg(1.1%)
・月前半500円/kgを上回るなど堅調に推移し、平均では前年同月をわずかに上
回る。
2月 冷凍品「うで」−384円(▲3.3%)
同 「もも」−366円(▲10.7%)
・うでは、10年10月を除くと、10年3月以降前年同月を下回って推移。
・ももは、8年10月以降、前年同月を下回って推移。
2月 米国産「ロース」−619円/kg(▲9.0%)
・9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・韓国産ヒレ以外のすべての品目で前年同月を下回る。
2月 デンマーク産「ばら」−493円/kg(0.4%)
・9年11月以降、前年同月を下回って推移。
・冷凍品は、ほとんどの品目で前年同月を下回って推移。
「黒豚」表示について、食肉及びハム・ソーセージ類公正競争規約を一部変更
黒豚の表示について、農林水産省では11年6月14日に「食肉小売品質基準」を
「バークシャー純粋種の豚肉のみを黒豚と表示できるものとする。」と一部改正
し、9月1日から適用している。これを受けて全国食肉公正取引協議会及びハム・
ソーセージ類公正取引協議会では公正競争規約等の見直しを行った。公正取引委
員会は12月24日にこれを承認し、2月25日官報告示を行った。
全国食肉公正取引協議会が出した指導内容によると、バークシャー種との交雑
種について、あいまいな表示を避けるため、説明文で「黒豚」、「黒○豚」とい
う文字を用いたり、黒豚の絵柄、図案、写真を使用することは不可としている。
また、「バークシャー」という言葉を使用することは可能であるが、バークシャ
ー純粋種と誤認されるおそれのある表示、説明文は不可であるしている(表)。
表 バークシャー種との交雑種豚肉表示についての例
資料:全国食肉公正取引協議会
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