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トピックス/需要、供給ともにわずかに減少−12年度需給見通し
8月−93,861 トン(0.7%)
・基調としては、減少傾向で推移。2カ月連続で前年同月を上回り、12年度累計
では0.6%増。
ブロイラー用ひなえ付け羽数−52,698千羽(0.4%)
・減少傾向で推移。12年度累計では1.0%減。
・農林水産省統計情報部のひな出荷見通しでは、前年同月比で、9月0%、10月▲
5%、11月1%(9月上旬聞き取り)。
8月−53,787トン(15.8%)
・12年度累計では9.1%増。
・中国産は19,815トン(8.5%)と前年同月をかなり上回る。うち冷蔵品は、1,4
72トン(19.2%)。
・ブラジル産は大幅に前年同月を上回る。12年度累計では、ブラジル産36.4%増、
米国産1.1%減、タイ産0.7%増。
鶏肉の調製品輸入量−13,476トン(39.0%)
・引き続き高水準で推移しており、中国産増加等から大幅に上回る。
8月−141,940トン(3.1%)
・11年8月以降、おおむね前年同月を上回って推移。
・国産品は、95,069トン(2.2%)。
・輸入品は、46,871トン(5.0%)。
・家計消費量は、258g/人(1.9%)と3カ月連続で前年同月を上回る。
8月−131,734トン(21.8%)
・国産品は、11年5月以降、おおむね前年同月を上回って推移。8月は2カ月連続
で前年同月を上回り21,429トン(4.9%)。
・輸入品は、輸入量が増加傾向で推移していることから、11年4月以降前年同月
を上回って推移。8月は110,305トン(25.7%)と大幅に前年同月を上回る。
・全体では、11年5月以降、前年同月を上回って推移。
8月−もも肉545円/kg(1.1%)
・13カ月ぶりで前年同月を上回る。
むね肉195円/kg(▲19.1%)
・輸入量の増加等の影響を受け、15カ月連続で前年同月を下回る。
9月−もも肉569円/kg(8.6%)
・2カ月連続で前年同月を上回る。
8月−中国産もも肉265円/kg(▲14.5%)
・輸入価格の低下等から、11年5月以降、前年同月を下回って推移。
米国産骨付きもも肉203円/kg(▲19.8%)
・輸入量が減少しているにもかかわらず、輸入価格の低下等から、11年6月以降、
前年同月を下回って推移。
需要、供給ともにわずかに減少−12年度需給見通し
9月21日、全国ブロイラー需給調整会議(主催:農林水産省食肉鶏卵課)が開
催された。
出荷計画に基づく需給の見通しでは、需要については、家計消費は下半期わず
かに減少し、12年度全体で減少する見込み。加工業務用についても、引き続く景
気の低迷や調製品輸入量の増加等からわずかに減少する見込み。供給については、
生産はわずかに減少するとされる一方、輸入(ブロイラー+その他家きん)につ
いては、12年度累計(4〜8月)の輸入実績は、中国からの輸入量が増加したこと
等から253,265トン(7.4%)とかなり増加しており、(近年、中国では日本向け
の輸出に力を入れている)、12年度全体で増加する見込み。12年度の期末在庫は
11万9千トンと前年度末より2万3千トンの増加となる見込み。
関係団体からは、@卸売価格が前年に比べかなり安くなっており、再生産可能
とされる「むね肉+もも肉」価格が800円を下回って推移しているため、生産者
は厳しい状況に置かれていること、A早出し出荷や熟成むね肉の製造などむね肉
対策の必要性についての意見等が出された。
表 12年度出荷計画に基づく12年度需給見通し
資料:全国ブロイラー需給調整会議資料
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