飼 料

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◇図1:配合飼料の生産量◇

7月−1,761,610トン(▲7.4%)

・全畜種で前年同月をかなり下回る。低迷の要因としては、@猛暑の影響、A原
 料価格の先安感、B飼養頭数の減少傾向等があげられている。

・養鶏用は、成鶏用が7.2%、ブロイラー用が8.4%、全体では7.4%下回る。

・養豚用は、肉豚用が7.0%、子豚用が11.3%、全体では8.5%下回る。

・乳牛用は6.4%、肉牛用は6.6%下回る。


◇図2:とうもろこしの輸入価格◇

8月の輸入価格−13,240トン(2.9%)

・シカゴ相場は、生育が順調であったことから弱含みの展開となったが、円高傾
 向が緩和されたこと、前年が低水準であったことから、2年ぶりに前年同月を
 わずかに上回る。

8月の輸入量−759,879トン(▲20.4%)

・米国産716,563トン(▲16.4%)、アルゼンチン産37,361トン(▲50.6%)、中
 国産5,955トン(▲55.9%)といずれも前年同月を大幅に下回る。


◇図3:配合飼料の価格動向◇

6月−33,138円/トン(▲1.4%)

・10年4月以降、前年同月を下回って推移。4〜6月期の配合飼料価格は1,600円/
 トンの引き上げとなったが、引き続き前年同月をわずかに下回る。


トピックス

10〜12月期配合飼料価格、1,600円/トン引き下げ


◇図4:副原料の輸入価格(CIF)◇

 全農は、10〜12月期配合飼料供給価格を全国全畜種総平均で約1,600円引き下
げることを決定した(9/21)。

<最近の原料コスト動向等>@とうもろこしのシカゴ相場は、史上最高の反収・
生産量と2000/2001穀物年度期末在庫率の緩和が見込まれ、国内需要の史上最高
レベル到達と定期の安値による輸出需要の増加が見通されることなどから、当面
現在の水準での展開が予想される。A為替レートは、幾分円安傾向で推移する見
込み。B副原料の大豆かす価格は豊作見通しから弱含みの展開、魚粉価格は軟調
な推移が見込まれる。

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