企画情報部 情報第一課
農畜産業振興事業団では、全国各地で地域の特性を活かし、創意工夫をこらし て作られた牛乳・乳製品、食肉、鶏卵等の特産畜産物を一堂に会して展示・販売 しつつ、畜産物に対する理解と親しみを得ていただくことを目的とした「特産ち くさん物フェア2001」を2月22日(木)〜28日(水)までの7日間、松坂屋上野店 において開催いたしました。 今回の目玉企画は、会場で販売されている特産畜産物を食材とした料理がその 場で味わえる「全国特選素材レストラン」を開店したことです。原価提供を原則 としたことから、料理の値段には驚かれたお客様も多く、予想を上回る反響に驚 かされました。 また、辻学園辻クッキングスクール池袋東口校の奥山校長と東海林主任による 料理教室では毎日3回の7日間、合計21回のセミナーで21種類の畜産物を食材にし た料理を紹介しました。これには、丁寧でわかりやすい解説に加え、紹介した料 理を試食に供したことから、好評を博しました。 土日にはトークショーを持ち、土曜にはタレント田中義剛氏を招いて、北海道 十勝で自らの牧場経営体験に基づいたユーモア溢れる話に会場は笑いが絶えませ んでした。日曜は管理栄養士竹内富貴子氏を招き、各畜産物の効能について栄養 学的側面から説明をいただき、生活パターンに合わせて各食事に畜産物を取り入 れることの重要性をアドバイスしてもらい、みなさん真剣に耳を傾けていました。 試食・特売会では、恒例の出展者自身による自慢の商品の紹介とその試食に加 え、限定数量の特売を行いました。お国の言葉で話される出展者の商品PRに会場 は和み、特産品が割引価格で手に入ることから、特売コーナーの前には行列ので きるほど盛況でした。 「日本のちくさん・まるごとパネル」と題したコーナーでは各畜産物ごとの日 本の消費量や自給率、また代表的な家畜を紹介したパネルなどを掲出しました。 クイズビンゴラリーと組み合わせたこともあって、ビンゴラリー用紙を片手にパ ネルの前には人だかりとなった次第です。 今年の展示即売コーナーには、全国22道県から52の出展者がありました。県ご とに配置された各ブースでは出展者が自由に個性ある装飾でフェア(お祭り)を 演出し、それぞれの特産畜産物をアピールしたところです。多くの同業者が出展 しあうなかでの販売は出展者にとってもお客さまにとっても難しいものですが、 各出展者とも自慢の特産畜産物の特徴を強調してアピールし、お客様も食べ比べ、 聞き比べを楽しみつつ参加していたようです。 今回は、初めての上野での開催。新しいお客様に、各地の特産畜産物を知って いただくとともに、畜産物について意識を高めていただける場を提供できたので はと考えております。 おかげさまで、今年もフェアが無事盛況に終了したことをご報告申し上げます とともに、ご来場いただいた方々、出展者及び都道府県等関係者の皆様に厚くお 礼申し上げます。
●いきいき・トークショー 土曜日のトークショーはタレントの 田中義剛氏。「40kgの牛乳から、チー ズは4kg位しかできないんですよ。」 |
日曜日のトークショーは管理栄養士の 竹内富貴子氏。聞いて納得、畜産物の 重要性。 |
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●特産ちくさんクッキング・セミナー 辻クッキングスクールの料理教室。 奥山校長の丁寧な解説にみなさん納得。 |
●試食・特売会 出展者自身による自慢の特産物のPR です。 |
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●お休み処 今回は、「お休み処」を4カ所用意し ました。アイスクリームを食べたり… と一休み。 |
●日本のちくさん・まるごとパネル 「あらあら、牛肉の自給率って36% しかないの?」「へーっ。フランス人 って日本人の10倍もバターを食べてる んだ。」 |
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「ブロイラーという品種の鶏がいるわ けではないのか。」 |
●全国特選素材レストラン 埼玉経済連より特価で食材の提供を 受けたことから、この彩の国黒豚ロー スかつ定食が600円。爆発的に売れま した。 |
<全国22の道県から集まったこだわりの特産ちくさん物>
「自然風味豊かなヘルシービーフ、土 佐和牛です。坂本龍馬も食べたそうで すよ。」 |
「奥さん。阿波尾鶏って知ってます? いや、阿波踊りではなく阿波尾鶏。う まいですよ。」 |
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「ブラウンスイス牛の牛乳。これはう まいよね。」 |
「うちの豚はSPF豚なのよ。手作りの素 朴な味を試してみて。」 |
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「ポークコンテストで1位に輝いた黒 豚ですよ。」 |
「うわーっ。米沢牛だ。」 |
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「このフェアは楽しいね。おいしい ね。」 |
「昨年暮れ天皇陛下御行幸の折には、 天覧、献上する名誉にも浴した"美野里 の飲むヨーグルト"です。おいしいです よ。」 |
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