11月−35,609トン(▲4.8%)
・10年6月以降おおむね前年同月を上回って推移してきたが、12年4月以降、8カ
月連続で前年同月を下回る。
・12年度累計では3.8%減。
・枝肉重量は、前年同月をわずかに上回る。
11月の和牛−58,615頭(▲5.3%)
乳牛−64,315頭(▲3.8%)
・和牛のうち、去勢は減少傾向で推移。めすは11年度は増加傾向で推移したが、
12年度は累計で2.2%減。合計では12年度累計で3.0%減。
・乳牛のうち、去勢は増加傾向で推移してきたが、12年4月以降、8カ月連続で前
年同月を下回る。めすは11年度は増加傾向で推移したが、12年度は累計で0.2%
減。合計では12年度累計で2.7%減。
11月−65,276トン(10.1%)
・冷蔵品は5.2%上回る。冷凍品は15.4%上回る。
・12年度累計では7.6%増。うち冷蔵品は8.2%増、冷凍品は7.1%増。
輸入見込数量(事業団調べ)
11月の米国産−32,124トン(11.9%)
・冷蔵品は8.9%増となり、12年度累計では8.7%増。
・冷凍品は14.1%増となり、12年度累計では3.3%増。
豪州産−30,097トン(7.2%)
・冷蔵品は2.1%増となり、12年度累計では7.0%増。
・冷凍品は16.4%増となり、12年度累計では11.9%増。
11月−98,530トン(7.0%)
・国産品は、0.5%増。12年度累計では3.2%減。
・輸入品は、10.6%増。12年度累計では5.7%増。
・合計では、12年度累計で2.6%増。
11月−254g/人(0.3%)
・9年12月以降、消費支出が低迷する中で、おおむね前年同月を下回って推移し
ているが11月は0.3%増。
・12年度累計では1.7%減。
11月−119,482トン(15.8%)
・5カ月連続で前年同月を上回る。
・国産品は3カ月ぶりに前年同月を下回り17,372トン(▲8.5%)。
・輸入品は14カ月連続で上回り102,110トン(21.4%)。
11月−1,177/kg(12.6%)
・長引く消費不振の影響等から10年1月以降は前年同月を下回って推移していた
が、11年10月に22カ月ぶりに上回り、以降上回って推移。
11月のA5−2,435円/kg(2.5%)
・10年10月以降おおむね弱保合いで推移。
A3−1,551円/kg(1.2%)
・10年6月以降おおむね前年同月を下回って推移。A2は、11年10月以降おおむね
上回って推移しており、11月は12.8%上回る。
11月の乳去勢B2−793円/kg(21.4%)
・11年10月に26カ月ぶりに前年同月を上回り、以降上回って推移。
F1 去勢B3−1,303円/kg(8.0%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、おおむね前年同月を下回って
推移してきたが、12年1月以降増減を繰り返し11月は8.0%上回る。B2は、11
年9月以降上回って推移。
11月の米国産冷蔵リブアイロール1,760円/kg(▲4.6%)
・3月に15カ月ぶりに前年同月を上回ったが、7月以降は5カ月連続で下回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−424円/kg(▲14.3%)
・ほぼ一貫して前年同月を下回って推移。
11月の頭数−30,656頭(▲3.2%)
・母牛頭数の減少等から、減少傾向で推移してきた。4月は口蹄疫による移動制
限等から大幅に減少したが、口蹄疫が終息し南九州等の子牛市場が再開された
5月以降はほぼ上回って推移しており、累計では3.7%増。
11月の価格−395千円(1.2%)
・10年9月以降、おおむね前年を上回って推移。
11月の子牛価格−97千円(38.1%)
・1月に28カ月ぶりに前年同月を上回り、以降11カ月連続で上回る。11月も引き
続き大幅に上回る。
ヌレ子価格−45千円(108.8%)
・20カ月連続で前年同月を上回る。引き続き前年同月を大幅に上回る。
11月の子牛価格−194千円(43.2%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下基調で推移していたが、11年10
月以降は上昇基調で推移。12年3月に31カ月ぶりに前年同月を上回り、以降9カ
月連続で上回る。11月も引き続き大幅に上回る。
ヌレ子価格−93千円(58.7%)
・ 子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、低水準で推移していたが、11年11
月以降は前年同月を上回って推移している。
堅調なホルスタイン子牛価格について
消費者の低価格志向や原産国表示の義務化等から国産牛肉の中・低級品の需
要が高まり、11年の秋以降、乳去勢の枝肉卸売価格が堅調に推移している。一方、
ホルスタイン子牛価格は、8年秋以降は低下基調で推移していたが、乳去勢の枝
肉卸売価格が堅調となったことから11年の秋以降は同様に堅調に推移している
(図15)。
ホルスタイン子牛の取引頭数はほぼ一貫して減少してきたが、乳用牛への黒毛
和種の交配状況(%)が10年の第4四半期以降低下を続けていることから、11年
12月以降はほぼ前年を上回って推移しており、12年度累計では20.3%上回ってい
る。ホルスタイン子牛については頭数が増えていながら価格も堅調という状況で
ある(図16)。今後の枝肉卸売価格の動向が注視される。
なお、牛肉の輸入量は、11月までの今年度累計で7.6%増と過去最高を更新す
る勢いである。なかでも冷蔵牛肉は累計で昨年を8.2%上回って、しかも国内生
産量を上回る水準で輸入されている。
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