飼 料

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◇図1:配合飼料の生産量◇

10月−2,003,332トン(1.0%)

・配合飼料価格の値下げもあり、養豚用を除いて全畜種で前年同月をわずかに上
 回った。
・養鶏用は、成鶏用が3.0%上回ったが、ブロイラー用は1.1%下回り、全体では
 1.5%上回った。
・養豚用は、肉豚用が4.5%上回ったが、子豚用は4.3%下回り、全体では0.5%下回った。
・乳牛用は1.0%、肉牛用は2.0%といずれも上回った。


◇図2:とうもろこしの輸入価格◇

11月の輸入価格− 11,428円/トン(▲0.5%)
 
・11月は、わずかながら前年同月を4カ月ぶりに下回った。

11月の輸入量−  872,352トン(▲6.7%)

・米国産は860,835トン(▲6.9%)と前年同月をかなり下回ったが、中国産は11,
 517トン(38.4%)と大幅に上回った。


◇図3:配合飼料の価格動向◇

9月− 33,179円/トン(▲1.2%)

・10年4月以降、前年同月を下回って推移。12年7〜9月期の配合飼料価格は据置
 となったが、引き続き前年同月をわずかに下回る。


トピックス

1〜3月期配合飼料価格、引き上げ


◇図4:副原料の輸入価格(CIF)◇

 全農は、13年1〜3月期配合飼料供給価格について、全国全畜種総平均で約1,90
0円の値上げを決定(12/21)。

<最近の原料コスト動向、外国為替情勢等>

 とうもろこしのシカゴ相場:至上最高の豊作予想を背景とした8月の安値以降、
米国内需および輸出が好調の中、風雨被害から収穫見通しが下方修正され、上昇
傾向で推移。今後も堅調な相場展開が予想される。
副原料:大豆かすは作柄の悪化、狂牛病問題に起因する代替需要の見込等から大
幅値上げが、魚粉価格は軟調から横ばいの推移が見込まれる。
海上運賃:今後も値上げ基調で推移の見込。
為替レート:当面は円安傾向の見込み。

<補てんの実施>

 配合飼料価格安定制度による通常補てん金1,100円/トンが交付される。

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