２月−27,267トン（▲8.2％）
・10年度、11年度とほぼ前年を上回って推移してきたが、12年４月以降は11カ月
連続で前年同月を下回る。
・12年度累計では3.9％減。
・枝肉重量は、前年同月とおおむね前年並である。
２月の和牛−42,299頭（▲３.５％）
乳牛−51,465頭（▲10.7％）
・和牛のうち、去勢は引き続き減少傾向で推移。めすは11年度はわずかに増加し
たが、12年度は累計で2.2％減。合計では12年度累計で2.9％減。
・乳牛のうち、去勢は増加傾向で推移してきたが、12年4月以降、11カ月連続で
前年同月を下回る。めすは11年度は増加傾向で推移したが、12年度は増減を繰
り返し、累計で0.6％減。合計では12年度累計で3.3％減。
２月−48,074トン（▲４.６％）
・冷蔵品は12.9％上回る。冷凍品は22.0％下回る。
・12年度累計では5.0％増。うち冷蔵品は7.6％増、冷凍品は2.7％増。
輸入見込数量(事業団調べ）
２月の米国産−22,693トン（▲６.６％）
・冷蔵品は10.0％増、冷凍品は18.7％減。
豪州産−22,879トン（▲０.１％）
・冷蔵品は15.3％増、冷凍品は25.4％減。
２月−76,908トン（▲７.１％）
・国産品は、2.8％減。12年度累計では3.9％減。
・輸入品は、9.5％減。12年度累計では5.6％増。
・合計では、12年度累計で2.2％増。
２月−226ｇ／人（▲９.１％）
・９年12月以降、消費支出が低迷する中で、おおむね前年同月を下回って推移。
2月は9.1％減。
・12年度累計では1.9％減。
２月−102,550トン（５.８％）
・18カ月連続で前年同月を上回る。
・国産品は2カ月連続で前年同月を上回り14,180トン（3.6％）。
・輸入品は17カ月連続で上回り88,370トン（6.2％）。
２月−1,188／kg（8.5％）
・長引く消費不振の影響等から10年1月以降は前年同月を下回って推移していた
が、11年10月に22カ月ぶりに上回り、以降上回って推移。
２月のＡ５−2,391円／kg（１.８％）
・10年10月以降おおむね弱保合いで推移していたが、2月は1.8％上回る。
Ａ３−1,525円／kg（２.７％）
・10年6月以降おおむね前年同月を下回って推移してきたが2月は4ｶ月連続で上回
る。Ａ２は、11年10月以降おおむね上回って推移しており、2月は8.8％上回る。
２月の乳去勢B2−859円／kg（15.６％）
・11年10月に26カ月ぶりに前年同月を上回り、以降上回って推移。
F１去勢Ｂ３−1,284円／kg（８.７％）
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、おおむね前年同月を下回って
推移してきたが、12年1月以降は増減を繰り返し、2月は8.7％上回る。Ｂ２は
11年9月以降上回って推移。
２月の米国産冷蔵リブアイロール1,883円／kg（15.７％）
・12年7月以降は下回っていたが、12月以降3カ月連続で上回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−533円／kg（10.8％）
・ほぼ一貫して下回っていたが、2カ月連続で上回る。
２月の頭数−24,823頭（１.９％）
・母牛頭数の減少等から、減少傾向で推移してきた。12年4月は口蹄疫による移
動制限等から大幅に減少したが、5月以降はほぼ上回って推移しており、累計
では4.2％増。
２月の価格−396千円（０.３％）
・10年9月以降、おおむね前年を上回って推移。2月は0.3％上回る。
２月の子牛価格−108千円（53.4％）
・12年1月に28カ月ぶりに前年同月を上回り、以降14カ月連続で上回る。2月も引
き続き大幅に上回る。
ヌレ子価格−58千円（62.9％）
・23カ月連続で前年同月を上回る。引き続き前年同月を大幅に上回る。
２月の子牛価格−213千円（44.5％）
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下したが、11年10月以降は上昇し、
12年3月に31カ月ぶりに前年同月を上回る。以降12カ月連続で上回る。
ヌレ子価格−110千円（55.4％）
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、低水準で推移していたが、11年11月
以降は前年同月を上回って推移している。
最近の牛肉価格の推移
内閣府より公表された３月の月例経済報告によれば、現在、日本経済は緩やか
なデフレ（持続的な物価下落）であるとされた。
牛肉の価格について見てみると、まず枝肉卸売価格（東京市場）は、和牛去勢
のＡ5は9年度は国産品需要がおおむね堅調であったこと等から6年ぶりに前年を
上回ったが（5.3％）、その後は弱含みで推移し、12年度（４〜３月の単純平均。
３月は速報値。以下同じ。）平均では0.8％低下した。Ａ3は10年度以降はほぼ前
年同月を下回って推移し、12年度に入って下げ止まったが、平均では1.1％低下。
省令は、10年1月以降21ｶ月連続で前年同月を下回ったが、11年の秋以降は消費者
等の低価格志向と国産志向からＢ2が堅調となり11年度は▲0.4％、12年度平均で
は8.5％上昇した（図15）。
総務省の小売物価統計調査によると東京都区部の牛肉のロースの価格は9、10
年度と前年を上回り、11年度はわずかに下回ったが12年度はほぼ上回って推移し
ている。かたの価格については10年度以降はほぼ一貫して下回っている（図16）。
牛肉価格は、枝肉卸売価格については低価格の下位等級では堅調となっており、
一方、国産ものの小売価格はロースで堅調であるが、より低価格のかたは持続的
な下落となっている。
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