鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

10月−107,430トン(3.4%)

・10月は前年同月を3.4%上回り、14年度累計で2.1%増。

ブロイラー用ひなえ付け羽数−60,112千羽(4.2%)

・前年同月をやや(4.2%)上回る。
・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、11月2%、12月▲2%、1月▲1%(11月
 上旬聞き取り)。


◇図2:鶏肉の輸入量◇

10月−44,991トン(▲26.7%)

・中国産は引き続き前年同月を大幅に下回り、10月は11,191トンに止まった。
 うち冷蔵品は、258トンと引き続き低水準。
・タイ産は13,837トン(▲19.7%)と下落傾向で推移。
・米国産は3,588トン(▲46.3%)と大幅に下回った。
・ブラジル産は急増し、16,175トン(31.3%)と大幅に上回った。
・全体としては、年末需要期に向けた手当ての推進により、前年同月を大幅に
 下回るものの、前月より大幅に増加している。


◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

10月−19,365トン(2.9%)

・タイ産は大幅に(23.5%)上回るものの、中国産がほぼ同水準(▲0.7%)
 となったため、全体でわずかに(2.9%)上回る。


◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

10月−157,071トン(▲0.6%)

・国産品は、109,941トン(3.1%)。
・輸入品は、47,130トン(▲8.1%)。
・14年度累計では0.6%増。

◇図5:鶏肉の家計消費量( 1 人当たり)◇

10月−326g/人(▲5.4%)

・BSEによる牛肉の代替需要から13年9月以降前年同月を上回っていたが、10月
 は前年同月を下回るものの、前月を上回り増加傾向が続いている。

9月の加工仕向肉量−4,188トン(0.8%)

・2ヵ月連続で前年同月を上回る。
・国内物は2,733トン(11.2%)、輸入物は1,455トン(▲14.3%)。


◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

10月−128,652トン(25.0%)

・国産品は、7月末から4ヵ月連続で前年同月を上回り、10月は21,898トン(21
 .1%)。
・輸入品は、14年1月以降10ヵ月連続で前年を上回る。輸入品の衛生問題等に
 より国産品にシフトしているため10月は106,754トン(25.8%)。


◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

10月−もも肉649円/kg(▲2.6%)

・14カ月ぶりに前年同月を下回るものの、前月をわずかに上回る。

   むね肉206円/kg(▲28.2%)

・5ヵ月連続で前年同月を下回る。

11月−もも肉664円/kg(▲9.3%)

・2ヵ月連続で前年同月を下回るものの、値上がりが続いている。

   むね肉206円/kg(▲32.9%)

・6ヵ月連続で前年同月を下回る。


◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

10月−中国産もも肉240円/kg(▲36.8%)

・13年3月以降上回っていたが、在庫量の増加により5ヵ月連続で下回る。
 14年1月以降値下がりが続いている。

   米国産骨付きもも肉292円/kg(16.3%)

・12年12月以降、23ヵ月連続で前年同月を上回る。輸入量の減少と牛肉の代替
 需要から大幅に前年同月を上回るものの、前月と同水準で推移。

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