東京都/企画情報部
平成14年11月11日〜12日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及 協会主催、農林水産省と厚生労働省後援の「チーズフェスタ2002」が「チーズ をもっと…笑顔をもっと」をテーマに東京港区「青山スパイラルホール」で開 幕された。チーズの普及と啓蒙を目的に国内外のチーズを一堂に集めて試食・ 販売を行った。協賛は日本乳業協会のほか、海外の関連団体や企業などで、今 年の参加国は日本を含め15カ国にのぼり、世界中から200種類以上のチーズを 集め、11〜12日両日で1万人強の来場となった。 このフェスタが毎年開催される「11月11日」は「チーズの日」。1,300年も 前の飛鳥時代、「右官史記」に「文武天皇4年10月(西暦700年、新暦11月)、 文武天皇が使いをつかわし、『蘇』(日本におけるチーズの元祖)をつくらし む」と日本人とチーズの初めての出会いを残す記述が登場することから、平成 4年に覚えやすい「11月11日」を「チーズの日」として「チーズの記念日」に 定めた。以来、今年で11回目、チーズに対する関心は年々高まっており、知識 レベルも向上している。 11日のオープニングセレモニーは、主催者あいさつに始まり、農林水産省、 厚生労働省、およびオーストラリア大使館の来賓の方々のあいさつと続き、財 団法人日本ユニセフ協会早水研事務局長が紹介された。このフェスタの収益は 財団法人日本ユニセフ協会に寄付される。 会場はチーズを展示紹介する「ディスプレイコーナー」、各国チーズのサン プルを紹介をする「チーズ紹介コーナー」、「販売・試食コーナー」等に分か れていた。「販売・試食コーナー」はさらに『国産』、『ハード&セミハード &ウオッシュ』、『フレッシュ&クリーム&シェーブル』、『青カビ&白カビ』 とタイプ別に分かれていた。そこは好みのチーズを探す来場者で大盛況であり、 「ドリンクコーナー」では各チーズに合うワインが販売されていた。チーズに 関する質問にアドバイザーが対応する「相談コーナー」も人気があった。 チーズに対する関心の高さが、さらなる国産・輸入チーズの消費拡大ひいて は国内の酪農乳業の発展へとつながることを期待したい。
【35kg−グリエールチーズ のカッティング】 |
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【国産チーズも人気の的】 |