鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

10月−107,047トン(▲0.4%)

・10月は前年同月とほぼ同水準になった。
・国産品在庫は、21,723トン(▲0.8%)とほぼ同水準となった。

ブロイラー用ひなえ付け羽数−60,396千羽(0.5%)

・前年同月とほぼ同水準になった。
・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、11月 1%、12月 0%、 
 1月▲ 2 %(11月上旬聞き取り)。

◇図2:鶏肉の輸入量◇

10月−48,517トン(7.8%)

・中国からの輸入量は、一部地域からニューカッスル病ウイルスが検出されたため、
 4,913トン(▲56.1%)と抑制された。
・冷凍骨付きを主とする米国産は4,444トン(23.9%)と前年を大幅に上回った。
・ブラジル産は、23,338トン(44.3%)と中国産の代替として前年同月を大幅に上回った。
・中国の代替輸入として、インドネシア等の国から654トン(226.2%)が輸入された。

◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

10月−19,310トン(▲0.3%)

・中国産鶏肉加工品に対するサイクラミン酸(わが国での使用が認められていない甘味料
 添加物)に係る検査命令実施のため、通関の遅れ等から中国産は8,777トン(▲23.4%)
 と大幅に下回った。このため、タイ産、米国産が台頭し、ほぼ前年並となった。

◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

10月−150,534トン(▲4.2%)

・国産品は、106,938トン(▲2.7%)。
・輸入品は、43,596トン(▲7.5%)。

◇図5:鶏肉の家計消費量( 1 人当たり)◇

10月−313g/人(▲4.3%)

・需要期に入り前月を38g上回ったものの、前年同月をやや下回った。  

9月の加工仕向肉量−3,820トン(▲8.8%)

・国内物は2,979トン(9.0%)、輸入物は841トン(▲42.2%)と
  中国産鶏肉の輸入停止による輸入物の減少が大きい。

◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

10月−110,951トン(▲13.8%)

・国産品は、21,723トン(▲0.8%)とほぼ前年同月と同水準となった。
・輸入品は、 8カ月連続で前年同月を下回り89,228トン(▲16.4%)。

◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

10月−もも肉597円/kg(▲8.0%)

・もも肉の品薄感から徐々に値を上げているものの前年同月をかなりの程度下回った。

  −むね肉206円/kg(0.0%)

・前年同月を同水準となった。

11月−もも肉636円/kg(▲4.2%)

・前年同月をやや下回ったものの、前月を39円上回った。

  −むね肉210円/kg(1.9%)

・7月以降 5カ月連続で前年同月をほぼ上回って推移した。

◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

10月−米国産骨付きもも肉320円/kg(9.6%)

・6月以降、前年同月上回った。

11月−米国産骨付きもも肉320円/kg(9.6%)

・ほとんどが加工仕向けのため、安定して推移。


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