需給動向 国内 |
平成19年度の配合飼料生産量、前年度比0.8%増 |
流通飼料価格等実態調査によると、平成20年3月の配合飼料生産量は3カ月ぶりに前年同月を下回る2,066,581トン(前年同月比4.2%減)となった。畜種別に見ると、養鶏用が前年同月比4.2%減、養豚用が同6.2%減、乳牛用が3.7%減、肉牛用が1.6%減となり、すべての畜種で減少した。この結果、19年度の配合飼料生産量は、前年度をわずかに上回る24,047,977トン(前年度比0.8%増)となった。畜種別では、養鶏用が0.7%増、乳牛用が0.2%増、肉牛用が3.8%増となり、養豚用のみが0.9%減少した。 配合飼料生産量が増加した肉牛用について、出荷先別数量を見ると、全地域で増加している中、特に北海道地域における伸びが大きく、19年度は935,655トン(同6.8%増)となった(図10)。最も出荷先別数量が多い九州地域は、1,371,417トン(同2.6%増)となっており、肉牛の主要産地である宮崎県、鹿児島県それぞれ同3.6%増、3.1%増となった(表4)。 図10 配合飼料 地域別出荷数量 表4 九州地域の県別養鶏用配合飼料の出荷量(19年度) 一方で、飼料用トウモロコシの輸入(CIF)価格の上昇と輸入量の減少が続いていることを背景に、単体飼料(トウモロコシ)の生産量は昨年度を大幅に下回る353,083トン(同18.4%減)となっている。 |
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