需給動向 国内 |
農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課主催の全国鶏卵需給連絡会議が平成20年9月26日に開催され、32社(場)が回答した平成20年6月末時点でのレイヤー卵殻別種鶏導入羽数割合が公表された(表2)。これによると、平成19年実績では白色卵63.2%の導入に対して、平成20年度は54.0%と回答、一方褐色卵は32.6%(前年比3.3%増)、ピンク卵13.4%(同5.9%増)と、有色卵を産卵する種鶏の導入の割合が増加した。一般的には殻の色は鶏種によるもので、栄養価には関係がないとされているが、有色卵を産卵するいわゆる赤玉鶏は白玉鶏に比べ摂取飼料量に対する産卵量が比較的低く、飼料要求率が高いため、これが価格にはねかえり、白色卵に比べ有色卵の方が価格は高くなる傾向にある。消費量は近年わずかに減少または横ばいで推移している中、少しでも卵価が高い種鶏の導入への移行がうかがえる。 表2 レイヤー卵殻別導入羽数割合(平成20年6月末) |
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