2008年の世界の豚肉生産量は、1億391万トン(枝肉換算ベースFAO Food Outlook
Preview、2009年6月)となっている。
主要生産国(国別データは米国農務省)は中国で、4615万トン(前年比4.4%増)と、自国での消費量(4636万トン、同5.2%増)が生産量を上回っている。これにEU(27カ国、2253万トン、同0.3%減)や米国(1060万トン、同6.4%増)などの先進国が続くがこれらの国々は、生産量に占める輸出量の割合が高い。BRICsでは経済成長に伴いブラジル(301万トン、同0.8%増)、ロシア(206万トン、同7.9%増)の生産量も徐々に増加している。中国以外のアジア地域では、ベトナム(185万トン、同1.0%増)やフィリピン(119万トン、同4.8%減)などの生産量、消費量が多い。日本は、生産量が125万トンであるが、消費量のおよそ半分の127万トンを輸入しており、世界全体の輸入量の2割を占める最大の豚肉輸入国である。
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