調査情報部
当機構では、「畜産の情報」への読者の皆様の評価を把握するとともに、「畜産の情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほどその結果を取りまとめましたので、次のとおり概要をご紹介いたします。アンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。 1. 調査の概要 平成21年9月に「畜産の情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送・筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表のとおり)。 (1)「畜産の情報」への評価 「畜産の情報」への評価(5段階)は、「満足」が49%、「まあ満足」が42%、「普通」が9%となりました。 また、5段階評価の評点の平均値は4.4でした。 (2)記事や統計の利用方法 よく見られている記事・統計やその利用方法について、ご記入頂いた1,000を超えるご意見のうち、主なものを整理すると次のとおりでした。 ・営業計画をつくる上で、需給動向(価格動向)と実績を利用している。(酪農・畜産) ・海外の牛、豚肉価格の動向の記事や、海外における需給体制等の情報により、対外対策を検討する際の参考にしている。(その他) ・牛肉、豚肉、鶏肉の需給動向、価格動向を利用し、傾向を把握し、マーケティングの材料として使用している。(商社) ・牛乳・乳製品の国内需給動向をカテゴリー別(バター、チーズ、脱脂粉乳等)の在庫推移及び、それにかかる保管、輸送コストの試算の際に参考にしている。(酪農・畜産) ・国内及び海外の需給動向の記事や統計数値を各種資料の作成や、販売計画を立てるための参考にしている。(食肉・畜産) ・国内:牛乳・乳製品データを社内生産計画を立てるの上で参考にする。調査・報告:畜産関係の記事を酪農業界を理解するうえで役立てる。国内統計:自社と他社の乖離を確認。又販売状況を確認するのに参考にする。(酪農・畜産) ・飼料価格の上げ下げを予想する参考にしている。豚肉の需給動向を確認し、今後の種豚販売価格査定の参考にしている。(食肉・畜産) ・諸統計(生産動向、価格動向)を、借入に係る計画の審査の際、参考資料にする。(調査機関) ・生産現場、特にアジア諸国の実態を理解し,各国の畜産状況を大学生に伝える際の参考資料にしている。(学識者) ・農家経営の向上を図るため記事や数値をアドバイスとして参考にする(飼料・種苗) ・輸入物の牛・豚・鶏肉の国内在庫量、出回り量等の情報を当面の仕入れ・販売に役立てるための参考(流通・小売) (3)今後掲載を希望する記事 今後、「畜産の情報」に掲載してほしい記事について、ご記入頂いた720の意見のうち、主なものを整理すると次のとおりでした。 ・自給率向上に関すること。(飼料・種苗、流通・小売、食肉・畜産、その他) ・畜産先進国の家畜衛生、食の安全に対する意欲的、進歩的取組にについて紹介を希望。(食肉・畜産、試験研究、その他) ・海外の畜産加工品の情報(新商品、時代を反映した商品の紹介)。(酪農・乳業、調査機関、酪農・乳業、その他) ・自給飼料生産に関する国内優良事例の分析を希望。(農協、酪農・乳業、食肉・畜産、飼料・種苗、流通・小売、学識者、試験研究、その他) ・海外での畜産物需給、価格(特に経済一般との関連)に関する情勢分析。(食肉・畜産、商社、飼料・種苗、酪農・乳業、その他) ・国内外の価格差について、輸出や低コスト生産など考える上での参考となる情報。(食肉・畜産、商社、その他) ・海外情報(政策、法令等の状況)国内優良事例分析(経営分析・診断、農業普及)、外食産業、小売店の動向。(食肉・畜産、学識者、その他) ・WTO,EPA交渉の経過と畜産業界に及ぼす影響。(学識者、商社、酪農・乳業、流通・小売、その他) ・海外の飼料生産事情及び今後の展望。海外のエコフィード事情。海外畜産生産及び消費動向。(飼料・種苗、食肉・畜産、流通・小売、酪農・乳業、その他) ・鶏肉も含めた主要3食肉の消費動向などのレポート等。(ほぼ全ての業種) (4)その他のご意見・ご要望 ・内容が充実しているので満足しているが、肉牛、酪農、豚等畜種ごとに記事を並べてもらえると見やすくなると思う。(酪農・乳業、食肉・畜産、飼料・種苗) ・国内外の報告が一冊になって、保管がしやすく、情報が捜しやすくなった。表やグラフの文書フォントを大きくすると読みやすくなる。(酪農・乳業、その他) ・畜産業界にとって不可欠な情報源。今以上の広範囲の畜産生産者(団体)に配布するために情報誌製造コスト低減化に取り組むためカラー刷りを少なくし、紙質を落とすなど発行費用低減を期待する。(食肉・畜産) |
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