需給動向 国内 |
M玉卸売価格は前年比30円高で推移平成25年9月の鶏卵卸売価格(東京M玉)は、キログラム当たり212円(前年同月比20.3%高)と、前年を2割ほど上回る高水準となった。9月の取引価格は、同195円で始まった後、一貫して上昇が続き、9月30日時点では、同220円となった(図14)。
また、小売価格も継続して上昇しており、8月がキログラム当たり315円(前年同月比3.0%高)、9月が同337円(同6.5%高)となった(総務省「小売物価統計調査」)。 輸入量は前年を下回って推移価格が上昇傾向で推移する中、平成25年8月の鶏卵輸入量(殻付き換算後)は、1万1113トン(前年同月比1.7%減)と前年をわずかに下回った(財務省「貿易統計」)。輸入される鶏卵は、主に加工用に仕向けられるが、国産品も同様の用途で利用されていることから、このまま国内相場の高値が続けば、加工メーカーの手当てが国産品から輸入品にシフトし、輸入量が増加することも考えられる。(畜産需給部 岡田 岬)
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