需給動向 国内 |
12月のM玉卸売価格は前年同月比21.7パーセント高 平成25年12月の平均卸売価格(東京M玉)は、キログラム当たり280円(前年同月比21.7%高)と前年を大幅に上回った(図9)。配合飼料価格高騰による生産者の廃業や採卵鶏の淘汰によって、生産量が減少している中、コンビニのおでんやクリスマスケーキ向け需要増が加わったためとみられる。
卸売価格高を受け、小売価格も上昇12月の小売価格(東京・L玉)は、1パック当たり257円(前年同月比8.4%高)と、ここ5カ月で46円の値上がりとなった(図10)。小売価格が同250円を上回ったのは、2年7カ月ぶりのことである。ここ半年の推移は、卸売価格に連動して8月頃より値上がりが始まり、12月まで一貫して前年を上回る水準が続いた。
今年4月には消費税率の引き上げも控えていることもあり、今後は家庭での鶏卵消費額の増加が、消費へどの程度影響するか注目される。 (注)総務省「家計調査報告」におけるデータは、全国の二人以上の世帯における一人 当たり消費量・消費額。
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