需給動向 海外 |
米国の生産量は据え置かれるも、ウクライナで増産見通し
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米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が2月10日公表した「Grain :World Market and Trade」によると、世界のトウモロコシ生産量(2013/14年度)は、前年度比12.1パーセント増の9億6663万トンを見込んでいる(表8)。生産国別の状況を見ると、ウクライナの生産見通しが前月の予測値から上方修正された一方、アルゼンチンは下方修正された。
同年度の世界の輸入量については、主に中国の増加が見込まれており、同9.3パーセント増の1億1248万トンとしている。 一方、輸出量は、アルゼンチンが2カ月連続で下方修正されたものの、米国およびウクライナで前月からさらに上方修正された。また、消費量は、豊作による価格下落により、主要生産国以外の国で増加が見込まれている。 期末在庫は、米国が下方修正された一方、ブラジルおよびウクライナで上方修正されたことから、同19.6パーセント増の1億5730万トンとしている。 大豆生産、ブラジルで好調米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が2月10日公表した「Oilseed :World Market and Trade」によると、世界の大豆生産量(2013/14年度)は、前月に続きブラジルで単収増加見込み(1ヘクタール当たり3.05トン)となり生産見通しが上方修正されたことから、前年度比 7.2パーセント増の2億8769万トンと予測している(表9)。
一方、輸出量は、減産が見込まれるアルゼンチンで下方修正されたものの、米国およびブラジルで前月から上方修正されたことから、同9.5パーセント増の1億933万トンとしている。また、同消費量は、主要生産国で増加が見込まれ同4.3パーセント増の2億3875万トンとしている。 なお、期末在庫は、アルゼンチンで前月から上方修正されたことから、同24.5パーセント増の7301万トンとしている。 (調査情報部 山神 尭基) |
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