米国農務省世界農業観測ボード（USDA／WAOB）は3月9日、2015／16穀物年度（9月〜翌8月）の国内外の主要農作物需給見通しを公表した。米国のトウモロコシ需給見通しは次の通りである。
3月末に発表される作付意向調査の結果に注目
生産量は前年度比4.3％減の136億100万ブッシェル（3億4547万トン）、消費量は同0.1％増の118億9500万ブッシェル（3億213万トン）、輸出量は同11.5％減の16億5000万ブッシェル（4191万トン）、期末在庫量は同6.1％増の18億3700万ブッシェル（4666万トン）と前月予測から据え置かれた（表9）。
生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.40米ドル〜3.80米ドル（1キログラム当たり15.4円〜17.2円：1米ドル＝115円）と、前月予測から上下の幅が縮小された。
2016／17年度の需給を見通すために重要な指標となる、3月末に発表予定の作付意向調査の結果が注目される。
（調査情報部 平石 康久）