需給動向 海外 |
アルゼンチン産トウモロコシの輸出量が上方修正 |
米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が4月12日に公表した「Grain:World Markets and Trade」によると、2015/16年度の世界のトウモロコシ生産量は、前年度比4.0%減の9億7213万トンと前月予測からわずかに上方修正された(表8)。この要因として、アルゼンチンが適度な降雨による単収の向上で100万トン上方修正されたことが挙げられる。
輸出量は、主にアルゼンチンの増産分が輸出に上乗せされ、同4.5%増の1億3378万トンと前月予測から161万トン上方修正された。また、輸入量も、ベトナムの増加見込みなどにより、同4.5%増の1億3378万トンと同じく前月予測から上方修正された。
消費量は、同1.0%減の9億7080万トンと前月予測からわずかに上方修正された。
この結果、期末在庫は前月予測から上方修正され、同0.6%増の2億891万トンと見込まれている。
大豆輸出量も上方修正
USDA/FASが4月12日に公表した「Oilseeds:World Markets and Trade」によると、2015/16年度の世界の大豆生産量は、一部の国が下方修正され、前年度比0.2%増の3億2015万トンと前月予測からわずかに下方修正された(表9)。
輸出量は、南米、特にブラジルが好調であることから、同5.1%増の1億3236万トンと前月予測から上方修正された。また、輸入量は、中国が増加傾向で推移していることを受けて、同6.4%増の1億2985万トンと、前月予測から上方修正された。
消費量は、EUやインドが下方修正されたことから、同5.9%増の2億7766万トンと前月予測からわずかに下方修正された。
この結果、期末在庫は前月予測から上方修正され、同1.7%増の7902万トンと見込まれている。
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