需給動向 海外

◆米 国◆

需要が好調で生産者は増産に意欲


第3四半期も増産

米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)が2017年10月25日に公表した「Poultry Slaughter」によると、第3四半期(7〜9月)のブロイラーの処理羽数は、前年同期比0.7%増の22億6361万4000羽となった。また、1羽当たり平均処理時生体重は、同1.3%増の2.81キログラムとなった。この結果、鶏肉生産量は、同2.0%増の478万5000トンとなった(図15)。

109b

2017年第4四半期についてUSDAは、国内外からの堅調な需要により、生産者の増産意欲が高く、ひなふ化羽数が高水準で推移していることから、前年同期比2.8%増の469万5000トンと見込んでいる。

卸売価格は引き続き高値

USDA/NASSが2017年10月30日に公表した「Agricultural Prices」によると、9月のブロイラーの生産者販売価格は、前年同月比21.4%高の1ポンド当たり59セント(1キログラム当たり148円:1米ドル=114円)となった(図16)。

また、米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、10月の鶏肉(丸どり(中抜き))卸売価格(速報値)は、国内外からの堅調な需要により同19.8%高の1ポンド当たり84.75セント(同213円)と9カ月連続で前年同月を上回った(図16)。部位別に見ると、むね肉は同2.6%安の同113.00セント(同284円)となった一方、レッグクォータは同17.3%高の同39.00セント(同98円)となった。

110a

輸出量は前年並み

USDA/ERSによると、2017年8月の鶏肉輸出量は、前年同月比0.2%減の26万2000トンとなった(図17)。最大の輸出先であるメキシコ向けは、同9.1%減の5万トンとなり、2016年6月以降前年同月を下回って推移している。この要因についてUSDAは、メキシコ国内の増産に加え、ブラジルからの輸入が増加していることを挙げている。一方、キューバ(前年同月比46.6%増)、アンゴラ(同168.8%増)、ジョージア(同255.1%)向けは大幅に増加した。

110b

(調査情報部 渡邊 陽介)


				

元のページに戻る