フィリピン・タイ向けが増加、 日本・マレーシア向けが減少 5カ月間の輸出量を国別にみると、 フィリピン向けが1万6千トンと最も多く、 輸出量全体の31.1%を占めている。 金額においても、 全体の32.0%と最大の相手 国となっており、 平均輸出単価は1kg当たり約2.98豪ドル (約240円/kg) とな っている。 また、 同国向けの輸出量は前年同期比で18.6%の増加となっている。 第2位には、 マレーシア向けの9千5百トンが続いている。 これは、 全体の 19.0%に相当し、 金額ベースで19.7%を占める。 平均輸出単価は約3.01豪ドル である。 前年同期と比べると、 輸出量は16.1%の減少、 金額は10.7%の減少とな っている。 第3位は、 タイの8千4百トンとなっており、 同国向けは、 前年同期比10.3% の増加、 金額では57.0%の大幅な増加となった。 平均輸出単価は、 2.98豪ドルと なっている。 ちなみに、 4位には日本向けの9千6百トンが続いている。 日本向けは、 前年 同期比16.1%減、 金額では10.7%の減少となった。 平均輸出単価は2.47ドルとな っている。輸出数量は大幅に減少するも、 金額ベースでは増加
95/96年度 (7月〜6月) に入り脱脂粉乳の輸出量は、 前年度の輸出水準が高 かったこと、 およびこれに伴い在庫水準が低下していたことから前年を下回って 推移している。 95年11月までの5カ月間でみると、 輸出量は前年同期を24.1%も 下回る5万トンとなった。 しかしながら、 金額ベースでは、 国際市況が高値で推 移していることを反映して、 95年9月以降前年水準を上回って推移しており、 当 該5カ月間で前年同期を5.2%上回って1億4千6百万豪ドル (約117億円、 FOB 価格、 以下同じ) となった。