2002/03年度のバター/バターオイル生産量は減少


◇絵でみる需給動向◇


●●●生乳生産量の減少がバター/バターオイル生産量にも影響●●●

 デイリー・オーストラリア「In Focus 2003」によると、2002/03年度のバター/バターオイル生産量は、前年度比9.3%減の14万9千トンとなった。干ばつ被害により2002/03年度の生乳生産量が前年度比8.4%の減少となったことから、バター/バターオイル生産量にも影響を及ぼしたと思われる。

 種類別に見ると、バター生産量は同5.0%減の8万9千トン、バターオイル生産は同15%減の6万トンとなった。

●●●バターの国内販売量は増加●●●

 デイリー・オーストラリアによると、豪州の消費者は健康志向を背景に飽和脂肪酸摂取量を控える傾向にある。豪州のバターの年間消費量は減少の一途をたどっており、近年の1人当たり年間消費量は3キログラム前後で推移している。一方、バターと植物性油脂を混合した低脂肪なブレンド製品の売上げが、健康志向を背景に好調となっている。

 2002/03年度の豪州国内販売量をみると、バターの国内販売量は前年度比0.5%減の1万7千トンであるのに対し、ブレンド製品の国内販売量は同9.6%増の1万9千トンとなっている。スプレッド製品全体に対する乳製品の国内販売量が好調であることから、ブレンド製品が乳製品全体の消費量を下支えする構造となっている。

表 スプレッド製品の豪州国内販売量の推移
資料:DA「In focus 2003」

●●●輸出量は前年度比7.3%減●●●

 2002/03のバター/バターオイル輸出量は、バターが前年度比19.9%の増加したものの、バターオイルがほとんどの輸出先で減少し前年度比33.4%と大幅に下回ったことから、全体で前年度比7.3%減の10万2千トンとなった。

 地域別にみると、主要輸出先である韓国やシンガポールなどアジア向けは、同3.5%増の約4万4千トンとなったのに対し、中東諸国向けの輸出が減少し同11.5%減の1万7千トンなったことから、全体の輸出量に影響を与えた。

図 豪州のバター生産量と輸出量の推移

資料:Dairy Australia 「In focus 2003」



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