肥育牛の需給


◇絵でみる需給動向◇


●●●肥育牛価格22カ月間連続して前年同月を上回る●●●

 米国農務省(USDA)によると、肥育牛価格(去勢牛、チョイス級、生体重量1,100〜1,300ポンド、ネブラスカ州)は2002年11月以降、22カ月連続して前年同月を上回って推移しており、2004年8月も前年同月比4.7%高の100ポンド当たり85.5ドル(キログラム当たり209円:1ドル=111円)と高値を示している。 (下図「肥育牛価格の推移」参照)

 一方、牛肉卸売価格(チョイス級、枝肉550〜700ポンド)も2002年11月以降前年を上回って推移したが、2004年8月は21カ月ぶりに前年同月比0.3%安の同139.6ドル(同341円、速報値)となった。

●●●牛群再構築までの期間が鍵●●●

 このように、肥育牛価格が前年を上回る水準で推移しているのは、1996年から飼養頭数の下降局面に入った、キャトルサイクルが今年で9年目となり史上最も長い下降局面を呈していることによる。USDAによると未経産牛の飼養頭数は対前年比4%の増加に転じたが、これらの未経産牛が出産するのは2005年ではなく2006年からであり、それらの子が食肉として供給されるのは2007年となるため、今後数年間はタイトな供給が継続すると予測している。

●●●肥育素牛価格も上昇が継続●●●

 また、今年の子牛生産頭数は3,770万頭と予測されているがこれは、1951年以来の低水準とされており、2005年も今年同様に低水準で推移するとされている。価格は、2003年6月以降、前年同月を上回って推移しており、2004年8月の肥育素牛価格(オクラホマシティの市場価格、去勢、600〜650ポンド)は、前年同月比24.3%高の100ポンド当たり122.7ドル(キログラム当たり300円)となった。肥育素牛価格は、昨年の秋の記録的な高値を上回るペースで推移しており、今後も100ポンド当たり100ドル前半で推移するものとみられている。

図 肥育素牛価格

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