史上去3番目に多い飼養頭数 豪州フィードロット協会(ALFA)は7月29日、豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)との共同調査による四半期ごとの全国フィードロット飼養頭数調査の結果を発表した。これによると、総飼養頭数は2004年6月末時点で約71万頭と、前回調査(2004年3月末時点)から7%増加した。
フィードロット飼養頭数を州別に前回の3月末と比較すると、フィードロットが集中するニューサウスウエールズ(NSW)州やクインズランド(QLD)州で大幅に増加した
B前回調査では、放牧に適した気象状況が続いていたことなどからQLD州の飼養頭数は増加しなかったが、今期は冬季の乾燥気候の影響を受け増加した。例年、冬季は牧草の育ちが悪いことから、フィードロットの飼養頭数が増加する傾向がある。 米国のBSEの影響で輸出向け大幅増加 フィードロットの収容可能頭数は全体で約92万6千頭と前年同期と比べると1.5%増加するとともに、稼働率も同じく77%と前年同期に比べ4ポイント上昇した。 業界は当面好調を維持 マコノーチ会長によると、素牛の調達コストは高騰しているものの、飼料穀物は前年同期に比べ、非常に調達しやすくなったと述べている。同氏によると、この第2四半期の穀物価格はかなり安定し、価格も前年同時期より24%〜51%低い水準で推移している。また、最近のNSW州およびビクトリア州での降雨によって冬穀物の収穫に良い結果が期待でき、価格も下がる可能性があるとしている。 |
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