2年以内の締結を目標 豪州連邦政府のベール貿易相は2月21日、豪州・ニュージーランド(NZ)と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国との自由貿易協定(FTA)交渉の第1回会合が同日から豪州のメルボルンで開始したことを発表した。次官クラスによる今回の会合では、2年以内の締結に向けた道筋を決める予定である。
酪農業界からも歓迎の声 ベール貿易相は今回の協議について、豪州・NZ両国と東南アジア諸国とが、長期にわたり貿易及び経済協力を強化するための重要なステップになるものと位置付けている。また、同貿易相は「5億人を超えるASEAN諸国の人口と国内総生産(GDP)換算にして合計で7千億米ドル(約:74兆2千億円:1米ドル=106円)の市場規模、世界平均を上回ることが予測される経済成長率のいずれもが、豪州にとって魅力的な商業機会を与えてくれる」と述べ、ASEAN10カ国が豪州にもたらすと予想される17億豪ドル(約1,445億円:1豪ドル=85円)の市場獲得に向けて交渉の早期締結に期待を示している。 |
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